パーツ選びとメーカー

パソコンパーツは様々なメーカーが開発・製造しています。

Intel、AMD、Sandisk、ASUSなど よく知られている会社もあれば、自作パソコンパーツ特有の会社というのもあります。

このページでは、パソコンパーツのメーカーにどのようなメーカーがあるか?主にメーカーに焦点を当てて紹介しています。

PCケース

PCケース PCケースは他のパソコンパーツのに比べると参入メーカーは少なくなっています。

一時的にしか携わっていなかったり、スポット的にしか商品を出していなかったりすることもあります。


自作パソコンの組み立て易さというものを基準にすると、やはりPCケース選びは大切になってきます。

価格が安いという理由だけで選ぶと、意外とトラブルが付いてきます。やや注意が必要なパソコンパーツです。例えば、メンテナンス性が低かったり、HDDがスムーズにベイに入らなかったりすることもあります。

また他に注意すべき点としては、ミニタワーとMicroATXのマザーボードとの組み合わせがあります。ミニタワーにも幅や奥行きなどがあり、やや幅の広いMicroATXのマザーボードでは組み立てやメンテナンスが行いにくいということがあります。

特に長くPCケースに携わっていて人気・支持率の高いメーカーは、以下のようなメーカーがあります。

  • CoolerMaster クーラーマスター
  • Antec アンテック
  • SilverStone シルバーストーン
  • Thermaltake サーマルテイク
  • Fractal Design フラクタルデザイン

電源

電源 電源ユニットは、80PLUS認証という規格がスタートしたので、比較的選びやすくなったパーツです。

80PLUS認証は、電源変換効率の一定の基準を満たしたもの5段階で認証されます。


できるだけ80PLUSの認証を受けた電源を選ぶといいでしょう。

また電源ユニットは、80PLUS認証だけではなく製造しているメーカーにも着目したほうがいいパーツです。

メーカーによって、耐久性や安定度、故障率などの差異は出てきやすいといえます。同じ電源のようにも見えますが、それぞれのメーカーで電源内部やケーブルの質は異なっていて、メーカーのものづくりの姿勢や技術力などが表れてきます。

電源ユニットは以下のメーカーが人気があります。

  • Antec アンテック
  • 玄人志向 くろうとしこう
  • Thermaltake サーマルテイク
  • SilverStone シルバーストーン
  • ENERMAX エナーマックス
  • Seasonic シーソニック
  • Corsair コルセア

マザーボード

マザーボード チップセットが新たに公開されると、各マザーボードメーカーは新モデルのマザーボードを出すというのが一般的です。

マザーボードの核となるチップセットは IntelかAMDいずれかになります。


Intel製のチップセット搭載ならIntel製のCPU、AMD製のチップセット搭載ならAMDのCPUを使うことになります。

チップセットは同じでも、マザーボードを作るメーカーは異なるため、デザイン、マザーボードの機能、BIOSの画面、拡張スロットの種類や数、インターフェースは異なります。

マザーボードはチップセット、拡張性、メーカーなどを考慮して選びます。パソコンの土台、中核になるところでもあるため、やや慎重に選ぶことが多くなります。

マザーボードは以下のメーカーがあります。4大メーカーともいわれています。

  • ASUS エイスース
  • GIGABYTE ギガバイト
  • MSI エムエスアイ
  • Asrok アスロック

CPU

CPU CPUのメーカーは IntelとAMDです。このどちらかの選択になります。


マザーボードから選んだ場合は、そのマザーボードに対応したCPUを選びます。CPUから選んだ場合は、そのCPUに対応したマザーボードを選びます。

CPUは、その世代の中でも性能によって多くの型番があります。性能と価格が相関しており、どのCPUを選ぶかはユーザーの判断になります。

どのCPUにするかによって、パソコン全体にかかるコストに影響するため、予算を調整したりするさいにCPUのグレードを上げたり下げたりすることがあります。

CPUのメーカーは、IntelとAMDです。2大メーカーともいわれています。

  • Intel インテル
  • AMD エーエムディー

メモリー

メモリー メモリーは多くのメーカーが参入しているパーツです。

メモリーはマザーボードとの相性が出やすいといわれていましたが、近年では性能や品質が向上し、相性問題も少なくなっています。メーカーによっては、永久保証が付いているものもあります。

メモリーは、メモリーモジュール(基盤部分)とメモリーチップの部分の構成に分かれるのですが、同一のメーカーで構成されている場合と別々のメーカーで構成されている場合があります。

マザーボードに対応したメモリーを選びます。パソコンショップなどでは、相性保証など付けることができます。

自作パソコンで使用するメモリーは以下のメーカーがあります。

  • CFD シーエフディー
  • Crucial クルーシャル
  • Team チーム
  • ADATA エーデータ
  • Kingston キングストン
  • Transcend トランセンド
  • Silicon Power シリコンパワー

SSD

SSD SSDはハードディスクに代わるデバイスとして近年登場しました。

システム用のドライブとして使われることが増えています。


大きさは基本的に2.5インチで変換マウンタを取り付けることで3.5インチとして使うことができます。主流であるSATAの他に、m-STATA、M.2スロットに取り付けるSSDもあります。

参入メーカーが多く、全般的にコストパフォーマンスの高い製品が多いパーツです。

  • Sandisk サンディスク
  • Crucial クルーシャル
  • KIOXIA キオクシア
  • CFD シーエフディー
  • Samsung サムスン
  • Solidigm ソリダイム
  • Kingston キングストン
  • Silicon Power シリコンパワー

ハードディスク

ハードディスク

ハードディスクは、世界的にもメーカーは数社に限定されています。

自作パソコンでは、3.5インチ デスクトップ用のハードディスクを使用します。


いずれのメーカーも、長くハードディスクの開発・製造に携わってきたメーカーなので、大きな差異はそれほどありませんが、Western DigitalとSeagateのシェアが高くなっています。

  • Western Digital ウエスタンデジタル
  • Seagate シーゲート
  • TOSHIBA トウシバ
  • HGST 日立グローバルストレージテクノロジー

光学ドライブ

光学ドライブ

光学ドライブは、光学ドライブ専門のメーカーが製造・販売しています。た参入メーカーは少ないほうです。

DVDの読み書きまでできるDVDマルチドライブ、ブルーレイの読み書きまでできるブルーレイディスクドライブがあります。


バッファローやIOデータなど周辺機器メーカーが、リテール品として販売しているものは、下記のメーカーの光学ドライブが入っていることがほとんどです。

ブルーレイディスクドライブでは参入メーカーが少ないため、Pioneerが安定した人気をほこります。

  • Pioneer パイオニア
  • Lite-On ライトオン
  • 日立LGデータストレージ
  • ASUS エイスース

グラフィックボード

グラフィックボード グラフィックボードは、GPU(グラフィックチップ)とその他(基盤やファン)の部分に別れます。

GPUは、NVIDIAAMDが開発・製造しており、NVIDIA GeForceとAMD Radeonのいずれかの選択になります。2大メジャーブランドともいわれています。

つまりAMDというのは、CPUとGPUを手掛けています。

GPUを含めたボードは、多くのメーカーが製造・販売しています。GPUは同じでも、ボードそのものは違うメーカーが作っているので、メモリーの容量や冷却性、外観のデザインは異なってきます。

グラフィックボードは、以下のメーカーがあります。

  • MSI エムエスアイ
  • 玄人志向 くろうとしこう
  • ASUS エイスース
  • GIGABYTE ギガバイト
  • ELSA エルサ

OS

OS

OSは、Windowsなので Microsoftのみです。

ただWindows以外の Linux系のOSなどをインストールして使用することもあります。


一般的な利用では MicrosoftのOSのみとなります。

  • Microsoft マイクロソフト

ディスプレイ

液晶ディスプレイ ディスプレイは周辺機器ですが ここではパソコンパーツと同様に紹介しています。

近年はメーカー、ブランド、レビューなどを参考にして通販サイトで購入するということも多くなってきています。


開発・販売しているメーカーが多く、比較的選択肢は多くなっています。

  • IIYAMA イイヤマ
  • IODATA アイオーデータ
  • DELL デル
  • BenQ ベンキュー
  • EIZO エイゾー
  • ASUS エイスース
  • Acer エイサー

米国と台湾

パソコンパーツでは、米国と台湾のメーカーが多くなっています。

まず米国は、Intel、AMD、Western Digital、Seagate、Sandisk、Crucial(Micron Technology)、NVIDIA、Kingston、Antec、Corsair、SABRENT、DELL、HP、Microsoftなどがあります。

また、インターネット半導体の発祥の地ということもあり、他のIT分野でも、IBM、AMI、Acronis、Adobe、Oracle、Ciscoや、Google・Apple・Facebook・Amazonのいわゆる GAFAがあり、他を圧倒しているという感があります。

台湾は、ASUS、GIGABYTE、MSI、Asrock、Foxconn、CoolerMaster、SilverStone、Seasonic、ENERMAX、Thermaltake、Transcend、Team、Silicon Power、Nanya、Panram、ADATA、Lite-On、BenQ、Acerなどがあります。マザーボードはすべて台湾のメーカーです。

これら米国と台湾のメーカーの他に、韓国のSamsung、SK hynix、LG、日本は玄人志向、CFD、CENTURY MICRO、KIOXIA、TOSHIBA、Pioneer、ELSA、IIYAMA、IODATA、EIZOなどがあります。

Nanya、Samsung、SK hynixなどの半導体は、どちらかというとパソコンパーツを単体でパッケージ品として出すというよりも、他のメーカーのパソコンパーツを構成している半導体チップ、部品として使われていることが多くなっています。

また、電源ユニットやマザーボードのパッケージに、日本製コンデンサ使用と表記されていたり、マザーボードの仕様で LANにQualcomm(米国)やRealtek(台湾)とメーカー名が記載されていることもあります。

このようにパソコンパーツそのものも、細かくみていけば 様々な部品によって構成されていることになります。

生産国

パソコンパーツのメーカーは、本社が米国や台湾などにあっても、生産は別の国で行っていることがほとんどです。

例えば、IntelのCPUには 生産国の表示がマレーシア、ベトナム、中国などに分かれていることがあります。またハードディスクは中国、タイ、SSDは台湾、中国などがあります。

生産国で最も多いのは、経済学においても世界の工場といわれている中国になります。

またパソコンパーツも複数のチップや部品から構成されているため、それらが最終生産国に集まり組み立てられたり、国と国をまたいで サプライチェーンを構築していることもあります。例えばある国でAという部品が作られて、別の国でABとなり、最終生産国でABCになり梱包され製品化されます。そして、輸出されて一般消費者のもとに渡ります。

しかし、このようなサプライチェーンは、政治や自然環境などの外部環境によってリスクが生じ、部品の供給が停止 サプライチェーンが機能しなくなることもあります。例えば、以前タイで洪水が起きて、ハードディスクの供給に影響が生じたことがあります。

そのため、近年はいくつかのメーカーで生産国を分散させている傾向があり、同じ型番でも生産国が違うということもあります。

生産国がどこになっているかは、主にパッケージなどに記載されています。

品質管理

製造業では、品質管理 QCが重要といわれています。

メーカーはそれぞれ、品質管理の手法を持っており それを製品化の過程で適用しています。生産国が違ったとしても基本的に同じ手法を用います。一定の値から外れている部品の除外、様々な条件や負荷を加えた時の動作の確認、サンプリングによるテスト、出荷時における傷などのチェックなど様々です。

パソコンパーツは、しばしばメーカーの品質管理が垣間見えることがあります。端的に言えば、初期不良、検証不足と考えられる明らかな不具合、傷などです。

それほど事例が多いというわけではありませんが、新品にも関わらず 傷が付いていたり、ディスプレイ上に扱った痕跡や埃が付いていたりすることもあります。このようなことは、一般的にソーシャルメディア、レビューなどに現れてきやすくなります。

パソコンパーツは、メーカーの開発力やパーツの性能が中心にありますが、もうひとつ重要な要素は品質管理にあるといえます。

資本関係

パソコンパーツのメーカーは、資本関係に着目してみることもできます。

例えば、CFDがあります。CFDはCFD販売という会社です。主にメモリーやSSDを扱っています。

CFDは、メルコホールディングスの子会社であり、バッファローとは同じグループ会社になります。このような資本関係、グループ会社内ではある程度技術的な部分は共有されていると考えるのが普通です。

バッファローは、半導体標準化団体 JEDECのメンバーでもあり、メーカー製パソコンでは互換性の高いメモリーを提供していることでも知られています。CFDは主に自作パソコンむけのメモリーを販売していますが、それなりの互換性の高いメモリーを出してきても何ら不思議ではないということができます。

またCFDが別ブランドで展開しているのが玄人志向です。玄人志向は主に電源とグラフィックボードを扱っています。

他には、Western DigitalとSandiskがあります。元々は別々の会社でしたが、現在はWestern Digitalの傘下にSandiskがあります。

Western Digitalは主にハードディスク、SandiskはフラッシュメモリーやSSDを扱っています。ただSSDでは、両者とも製品があります。多少の差異はあるものの 技術的には共有されている部分があるといえます。

このように、メーカーはマーケティングの観点などから グループ会社やブランドなどを分けて販売していることがあります。

アクセサリー

アクセサリーというのは、装飾品、付属品という意味です。

自作パソコンでは、パソコンパーツの他に様々なアクセサリーを使うことがあります。PCアクセサリーともいいます。例えば、ネジ、変換マウンタ、ケーブル、スロットカバー、CPUグリス、CPUクーラーなどです。

ケースファンやスロットカバーは、主にPCケースのメーカーが得意としている傾向があります。理由は、ケース内部の構造やエアフローなどを熟知しているためです。また、PCケースの保守用のパーツとして販売しているということもできます。メーカーとしては、Antec、CoolerMaster、SilverStone、Scythe(日本)などがあります。

また他にこのようなアクセサリー全般を開発・販売している会社として、アイネックス(日本)、オウルテック(日本)などがあります。

PCアクセサリーは、パソコンパーツにはじめから付属している場合は、高い互換性がありますが、後から使う、付け加える場合はしばしば互換性が低い、例外が生じることもあります。

例えば、以前はSSDに3.5インチ変換マウンタが付属していましたが、現在はほぼ付属していません。最近のマウンタは短めのものが多く、これがPCケースによっては互換性が低いということもあります。

このようにやや注意が必要、事前によく確認すべき場合というのがあります。

ユーティリティソフト

ユーティリティというのは、有用な、役に立つという意味です。

パソコンパーツにはこのようなユーティリティソフトが使えることがあります。主にマザーボード、HDD、SSD、グラフィックボードなどです。

例えば、マザーボードにはドライバを自動で更新するソフト、SSDは概要や余寿命を表示したり、ファームウェアを更新するソフト、グラフィックボードは状態やファンの回転数を制御するソフトなどです。

ユーティリティソフトは、ドライバディスクからインストールしたり、メーカーのWebサイトでダウンロードして使用します。

またHDDやSSDは、イメージバックアップやクローンディスク作成、データを削除するソフトなどがあります。

Crucial、Western Digital、Seagate、Sandiskは、主にAcronisの機能制限版を採用しています。

基本的にパソコンパーツのメーカーによって、使用できるユーティリティソフトは異なってきます。また、このようなユーティリティソフトに着目してパソコンパーツを選ぶということもあります。

周辺機器

自作パソコンに限らず、パソコン全般で マウス・キーボードなど周辺機器、ネットワーク機器を使います。

代表的なメーカーでは、国内にバッファロー、IODATA、エレコム、サンワサプライがあります。他に特定の領域に特化しているメーカーとして、マウス・キーボード・スピーカーなどのLogicool(本社スイス)、ネットワーク機器のNetgear(米国)、TP-LINK(中国)、NASのQNAP(台湾)、タブレットのWacom(日本)、TV・映像関連のピクセラ(日本)、サウンド関連のCreative(シンガポール)などがあります。

ピクセラやCreativeは、数は少ないですが 増設用の拡張カードも出しています。

周辺機器やネットワーク機器は、インターフェースが合致すれば使用することができるため、実際には様々なメーカーのものを使用することができます。