サーバーとクライアントとは

サーバー serverは、仕える人、給仕する人という意味があります。

パソコンを使ったり、インターネットをするということは サーバーとクライアントの関係のなかにいるということがほとんどです。

サーバーとクライアント

  • サーバー・・・サービスを提供する側
  • クライアント・・・サービスを要求する側、受ける側

ウォーターサーバーをイメージすると分かりやすいです。会社の中にウォーターサーバーあり、みんなが必要なときにコップに水をとって飲みます。また企業によっては、顧客のことをクライアントということもあります。

サーバーとクライアントは、一対多という関係になっています。

このページでは、サーバーの例、サーバーとクライアントに関連する用語について解説しています。

様々なサーバー

コンピューターの世界は、サーバーとクライアントの関係をいろいろなところで見ることができます。

Webサーバー

誰もが一番よく利用するのが インターネットですが、サーバーとクライアント以外の何ものでもありません。

ホームページというのは、Webサーバーというコンピューターにファイルがおかれています。

ブラウザを起動してURLを入力したり、お気に入りのサイトをクリックしたりすると まずサーバーに情報を要求します。

要求を受け取ったサーバーは、必要なファイルの情報・データをそのパソコンに対して送信します。

データを受け取ったブラウザは レイアウトを整えたりして表示します。

インターネットは、Webサーバーとクライアントのやり取りであるということです。

メールサーバー

インターネットと同じようによく利用するのがメールです。

これもメールサーバーというものを使っています。

受信する際は、メールサーバーまで取りに行き、送信する際はメールサーバーに接続してからメールサーバーがメールを送信しています。

メール設定というのは メールサーバーとのやり取りを行うための設定になります。

ファイルサーバー

会社などでデータのおき場所になっていて、どのパソコンからでもアクセスできたり、データを共有できるようになっています。

またアプリケーションサーバーといって、ソフトウェアをサーバーにインストールして各パソコンからアクセスして使うこともあります。

ファイルサーバーには、MicrosoftのWindowsサーバーやNASが使われます。家庭でもNASをデータの保存場所にすることがあります。

プリントサーバー

USBタイプのプリンターを複数のパソコンで使いたいというに使われる機器に プリントサーバーというものがあります。

本来なら1台のパソコンでしか使えないのですが、プリントサーバーを付け USB-LAN、USB-無線LANとすることで複数のパソコンから印刷できるようになります。

プリンターを共有することができる機器をプリントサーバーといいます。

複数台のパソコンから印刷できるネットワークプリンターは、プリントサーバーを内蔵していることになります。

DNSサーバー

Webサイトにアクセスする際は、ドメインとIPアドレスの対応確認が行われています。URL→IPアドレス→目的のWebサーバーという流れです。

ドメインとIPアドレスの対応を確認するところが、DNSサーバーです。

Webサイトにアクセスするときは、必ずDNSサーバーでの参照が行われています。

プロキシサーバー

インターネットでは パソコン→WEBサーバーとつながるのですが、プロキシサーバーはパソコンとWEBサーバーの間で中継する役割があります。

プロキシは、代理という意味です。

プロキシサーバーは Webサーバーにアクセスのログ、IPアドレスのログを残したくないときなどに使われます。

このプロキシサーバーも、利用したいという複数の人が同じサーバーを使います。

データベースサーバー

データベースが格納されているサーバーです。

企業で使われているもの、Webサーバーと連動しているものなどがあります。

機密性が高く、企業の基幹業務を担うことも多いサーバーです。データベースサーバーも社内の複数の端末、Webなどで利用者がアプリケーションを介してアクセスします。


クライアントサーバーシステム

Webサーバーとパソコン、ファイルサーバーとパソコンなどの関係は、明確に役割が違うことが分かります。サービスを提供する側と要求する側に分かれているということです。

このように役割が分担されていることを、クライアントサーバーシステムといいます。

逆に、サーバーとクライアントのように役割分担がなく、複数のコンピューターが直接つながり、データのやり取り・共有することを ピアツーピアといいます。

クライアントソフト

サーバーや拠点などに接続して使うソフトを、クライアントソフトといいます。

例えば、Webサーバーに接続して ホームページのHTMLファイルなどをアップロードする FTPクライアントソフト、会社や拠点に外部から接続して使う VPNクライアントソフトなどがあります。

スタンドアローン

スタンドアローンとは、単独で使えるという意味です。

ネットワークや他の機器に接続せずに使うコンピューターや、データを取り込んだりしなくても使えるコンピューターを、スタンドアローンといいます。

スタンドアローン版などソフトウェアの形態を表すときに使われることがあります。スタンドアローン版のソフトウェアは、単独でインストールして使用できるという意味です。

シンクライアント

シン thinは、薄い・細い・わずかなという意味です。

サーバーにデータやアプリケーションを一元管理させて、クライアントであるパソコンには、LANや入出力・画面表示だけの必要最低限だけの機能をもたせます。

このようなパソコンをシンクライアントPC、シンクライアント端末といいます。セキュリティの強化や低コストでの運用などのメリットがあります。

パーソナルユースでも パソコンにはデータをおかず クラウドやNASにデータをすべて保存したり、G-MAILなどのWebメールでメールを管理したりすることも増えています。

サーバーでデータを一元管理し クライアント側にデータをおかないという意味では シンクライアントに近いといえます。

スケールアップとスケールアウト

サーバーとクライアントであるパソコンでは、役割が異なるのでハードウェアの構成も違ってきます。

例えば OSやCPUなどです。パソコンのOS Windows 7や8、Macなどですがこれらは クライアントむけのOSです。一方、サーバーは複数の端末からアクセスされるため、CPUも処理が速いXeonという性能が高いものであったり、それに特化したOSである UNIXやLinux、Windows Serverなどが使われます。

多くのクライアントからアクセスがあるため、サーバーの能力は一定以上を保つ必要があります。

既存のサーバーのハードウェア性能を向上させることをスケールアップ、サーバーの台数を増やし対応することをスケールアウトといいます。

また、データを重視するようなサーバー、例えばファイルサーバーやデータベースサーバーでは、別のサーバーにデータを同期して保存し、障害が発生してもサービスを継続できるように対策をとることがあります。これを レプリケーションといいます。