動的なものと静的なもの

パソコン・IT用語では、ダイナミック dynamic とスタティック static という言葉が使われることがあります。

  • ダイナミック・・動的な、変化する
  • スタティック・・静的な、変化しない

ダイナミックの対義語がスタティックになります。

パソコンやインターネットの世界というのは、動的なものと静的なものがあります。この言葉の意味から用語となっているものがあります。

ダイナミックページとスタティックページ

動的ページ・静的ページという言葉のほうがよく使われますが、ダイナミックページ・スタティックページということもあります。

一般的なWEBサイトのページは、末尾がHTMLになっていることがほとんどです。これを静的ページといいます。

htmlファイルが サーバー上にあって どのユーザーが見に来てもページの内容は同じです。

これに対して動的ページというのは、日時やユーザーごとにページの内容を変化させて、内容が異なるものをいいます。

一例を上げれば、YahooやGoogleの検索エンジンでキーワードを入力しますが、その度に異なるページがでてきます。

また一定期間内の人気やランキングを掲載しているページ、見積もりや試算を表示するようなページもあります。

動的ページは 1つのページを条件に応じて動的に変化させているページです。

ダイナミックルートとスタティックルート

企業やプロバイダなどの通信網で使われるようなルーターで使われる言葉です。

通信経路を自動的に選択するか?指定したルートを使うか?というものです。

ルートを自動的に選択するものをダイナミックルート、指定するものをスタティックルートといいます。

ダイナミックルートは、ルートをその時その時で動的に変化させるということです。

DRAMとSRAM

RAMといわれる半導体メモリーには、DRAMとSRAM、ダイナミックRAMとスタティックRAMです。

DRAMは、電荷を蓄えるキャパシターが付いており、一定時間ごとに電荷を回復させるリフレッシュという動作が行われています。つまり電荷が動的に、自動的に変化しています。

これに対してSRAMは、キャパシターは使われておらず、DRAMのようなリフレッシュという動作はありません。静的な回路です。

回路構成は、DRAMのほうが単純であるため、集積度をあげて大容量化できます。パソコンのメインメモリーは、DRAMです。

SRAMは、DRAMよりも多くのトランジスタ(半導体素子)を使う上、構造が複雑であるため、大容量化には向いていません。CPUキャッシュメモリ、CPUレジスタがSRAMです。

DHCP

ルーターがネットワークに接続された機器に 自動的にIPアドレスを割り当てる機能。

Dynamic Host Configuration Protocolの略。

ルーターに LANケーブルでパソコンを繋ぐと、特に何も設定しなくてもインターネットやネットワークにつながります。

パソコンにプライベートIPアドレスを自動で割り当てているため 通信が可能となります。

ダイナミックDNS

IPアドレスとドメインを結びつけて利用できるサービスに ダイナミックDNSサービスというのがあります。

外部からLAN内のネットワークディスクにアクセスするときなどに利用されます。

ダイナミックDNSというのは、グローバルIPアドレスが変化した際には、ドメイン名を自動的に紐付けします。

つまり動的に変化して対応するということです。

ダイナミックポート

パソコンがネットワークで通信する際は ポートが使われます。

通信ポートは0~65535まで 65,536個あるのですが、49152~65535のポートをダイナミックポートといいます。

例えば、WEBを閲覧している際は ダイナミックポートのいずれかを使用しています。ページを切り替えたりすると ダイナミックポートはまた別の番号になったりします。

ポートが動的に切り替わり使われているということです。

ダイナミックディスク

RAIDというシステムで使われるハードディスクの構成にダイナミックディスクというものがあります。

本来ハードディスクは、コンピュータ内では 物理的な数によって表示されるのですが、ダイナミックディスクになると、複数のハードディスクを組み合わせて コンピュータ内で1つに見せるというようなことができます。

つまり動的に変化させて見せているということです。

このように ダイナミックという言葉が付いている場合は、動的に自動的に何かが行われている、スタティックと付いていれば静的で変化しない、指定されたという意味合いになります。