IF関数(条件判断・分岐)

イフ

IF関数は、引数の論理式の結果を判断して 真の場合と偽の場合の値を返す関数です。

論理式とは、比較演算子を用いた式のことです。

例:IF関数を入力。引数に論理式、真の場合と偽の場合の値を指定。B4が60以上なら可、そうでなければ不可。

IF関数

Enterで結果が表示されます。条件を満たしていないため、不可となります。

条件判断の結果

オートフィルの結果。条件を満たしている行は可、それ以外は不可となります。

オートフィルの結果

例:同様に関数を入力。引数に論理式、真の場合、IF関数を指定。偽の場合(80未満)が次のIF関数によってさらに条件判断となります。条件判断が2回行われることになります。

IF関数のネスト

オートフィルの結果。B4が80以上ならA、そうでなければ70以上がB、それ以外はCとなります。

オートフィルの結果

例:同様に関数を入力。引数に論理式、真の場合、IF関数を2つ指定。最初の90、次の80、次の70と条件判断が3回行われます。

IF関数のネスト

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

AND関数との組み合わせ。

AND関数との組み合わせ

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

IF関数は、単独で使う場合は 3つの引数が基本となります。また、IF関数の中にIF関数、他の関数との組み合わせなどで使うこともできます。関数の中に関数のある構造を、関数のネストといいます。

IF関数に類似した関数として、IFS関数があります。IF関数は条件判断が多くなると ()の使用が多くなりますが、IFS関数は ()は1回のみで入力がややシンプルになります。