IFS関数(条件判断・分岐)

イフス(イフズ)

IFS関数は、引数の論理式の結果を判断して指定した値を返す関数です。

例:IFS関数を入力。引数に論理式、文字列を指定。60以上は可、59以下は不可。

IFS関数

Enterで結果が表示されます。

条件判断の結果

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

例:引数に論理式、文字列を指定。80以上はA、70以上はB、60以上はC、59以下はD。

論理式と文字列を指定

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

IFS関数では、データの値が論理式を満たしていれば 対応した処理が行われ、論理式を満たしていなければ次の論理式で条件判断が行われます。

データがどの論理式も満たしていない場合は、そのセルはエラーとなります。そのため、引数にTRUEを加えることによって、どの論理式も満たさないデータの処理を指定することができます。

例:引数に論理式、文字列を指定。80以上はA、70以上はB、TRUE(それ以外)はC。

論理式と文字列を指定

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

このように引数にTRUEを使うことによって、IF関数における偽の場合のような処理を行うことができます。

例えば、この表において以下のIFS関数は同様の結果となります。

  • =IFS(B4>=60,”可”,B4<=59,"不可")
  • =IFS(B4>=60,”可”,TRUE,”不可”)

IFS関数と同様な関数に、IF関数があります。

IFS関数は、論理式・真の場合を指定し 該当しないデータはTRUEを使います。論理式と真の場合を順に入力していくため、入力などがややシンプルになります。

一方 IF関数は、論理式・真の場合・偽の場合を指定します。論理式が多くなるとIF-IFとネスト構造となり、入力や確認に時間がかかることもあります。