AND関数(論理積による条件判断)

アンド

AND関数は、すべての引数が論理式を満たしていればTRUE、そうでない場合はFALSEを返す関数です。

論理式とは、比較演算子を用いた式のことです。

例:AND関数を入力。引数に論理式を指定。B4が70以上、C4が75以上。

AND関数

Enterで結果が表示されます。条件を満たしていないため FALSEとなります。

論理積による条件判断

オートフィルの結果。2つの条件を満たしている行がTRUEとなります。

2つの条件を満たしている行

例:同様に関数を入力。引数は3つ以上使うこともできます。D4が75以上を追加。

3つの引数

オートフィルの結果。3つの条件を満たしている行がTRUEとなります。

3つの条件を満たしている行

例:同様に関数を入力。文字列を使うこともできます。B4が東京、C4が3,000以上。

文字列と数値

オートフィルの結果。2つの条件を満たしている行がTRUEとなります。

2つの条件を満たしている行

ANDは、AかつBのように2つ(あるいはそれ以上)の条件がすべて成立しているかどうかを確認することができます。

AとBのいずれも真のときに真となり、それ以外は偽となります。真はTRUE、それ以外はFALSEとして結果を返します。このような演算を論理積といいます。

AND関数の結果は、TRUEかFALSEのいずれかになりますが、この戻り値・条件判断(条件判定)を利用して IF関数など他の関数と組み合わせて使用することができます。

AND関数と類似している関数に、OR関数があります。AND関数は論理積による条件判断、OR関数は論理和による条件判断の結果を返す関数です。