メール設定の基本
メールは、プロバイダやメールサーバーとパソコンのメールソフトを POP3やSMTPのプロトコルで接続することで使用できるようになります。
受信にPOPというプロトコルを使うので、一般的なメールは、POPあるいはPOPメールといわれます。
例えば、ウィザード画面などで、Exchangeとか、IMAPとか意味の分からない言葉が出てきても、POPとあるほうを選択していけばほぼ問題ありません。
必要なもの
メールの設定では、メールアドレス、パスワード、POPサーバー、SMTPサーバーなどの基本情報が必要になります。これらは、契約しているプロバイダの用紙、独自ドメインならWEBサーバーの契約情報などに記載されています。
POPサーバーやSMTPサーバーの情報というのは、
例えば、pop.ocn.ne.jp、smtp.ocn.ne.jp などのように 単にサーバーの住所です。そして、110、587など、POPとSMTPのサーバーが使用しているポート番号を入力します。
サーバー情報というのは、プロバイダのマニュアルやWebサイト上に載っていることもあるため、メール設定はパスワードさえ分かればできることがほとんどです。
メールソフト
Windows 7から登場したWindows Live メールは、Outlook ExpressとWindows メールの後継ソフトにあたり、マイクロソフトからフリーでダウンロードして使用することができましたが、2017年1月でサポートが終わっています。
今後は、Microsoft Officeに付属しているMicrosoft Outlook、Windows 10のメールアプリでの利用が標準になってくると考えられます。
他にフリーのメールソフトとして、Mozilla Thunderbird、G-mailなどがあります。
メールソフトが違っていたとしても、上記のメールアドレス、パスワード、、POPサーバー、SMTPサーバーの4つの情報さえきちんと揃っていれば、設定は可能です。
設定画面や見た目、操作方法が異なるだけ、設定しているのはあくまで4つの情報のみということです。
Windows Live メール
初回起動時はそのままウィザード画面が出るので、そこからも設定できます。それ以外の場合は、アカウント→電子メール。
電子メールアドレス、メールパスワード、表示名など各項目の入力を行い、手動設定にして次へ。
受信サーバー、送信サーバーの情報を入力します。詳細設定の部分です。
受信サーバーの種類は、通常 POPです。アカウント名はメールアドレスをそのまま使うことがほとんどです。
プロバイダのサイトやマニュアルを参考に、指示している通りに入力します。
以上で終わりです。
アカウントが追加されています。送受信テストをして、問題があれば、プロパティから設定を見直したり、修正したりします。
Microsoft Office Outlook
Microsoft Office Outlookは、Officeがインストールされているパソコンで使用できます。バージョンがいくつかありますが、起動方法や設定方法はほとんど同じです。
初回起動時は ウィザード画面になります。すでに他のアカウントが設定済みの場合は、ファイル→アカウント設定。
POPまたはIMAP。
手動設定を選択して次へ。
左側に基本情報を入力して、詳細設定へ。
送信サーバーの認証にチェックを入れます。
POPとSMTPのポート番号を入力します。
メール設定は終わりです。アカウント設定のテストで送受信が正常に行われているかチェックし、エラーが出れば修正します。
メール設定では、自分から自分にメールを送信してテストすることもできます。
「サーバーにコピーをおく」設定
メールソフトには、サーバーにコピーをおくという設定項目があります。
メールを受信したあとに、サーバーにメールを残すかどうかの設定です。多くのメールソフトでは初期設定で、コピーを残すようになっています。
複数のパソコンで同じメールを受信したり、バックアップのような使い方ができます。