ネットワークディスクの構成と故障の原因
LAN接続タイプのハードディスクを、ネットワークディスクといいます。
ネットワークディスクには ハードディスクが1台のものや2台のもの、それ以上搭載されているものがあります。
ネットワークディスクは壊れる時があります。
このページでは、ネットワークディスクの構成、故障の原因、対処法について紹介しています。
仕組み
ネットワークディスク。ハードディスクは1台搭載。
分解を行います。
中にハードディスクが入っています。
ハードディスクには基板が付いています。
外付けハードディスクと似ているのですが、ネットワークディスクもケース・ハードディスク・基板で構成されていることが分かります。
故障
ハードディスク、基板、ケースで構成されているので、このいずれかが壊れるとネットワークディスク全体の調子が悪くなったり壊れるということになります。
ハードウェアの故障の他に、基板上のファームウェアやネットワークディスクを動作させるOSの破損や障害などによって使えなくなることもあります。
ハードディスクが複数搭載され Raid機能が付いているネットワークディスクでも同様です。ファームウェアやOSのトラブル、またRaidの破損などで論理障害が起きて、ミラーリングされていなかった、HDD交換後にエラーが出て、Raid構築中にハードディスク内のデータが消えてしまうということも考えられます。
NASは、Linux系のOSが使われており、外付けハードディスクのようには簡単にデータ救出できるわけではありません。Windowsのパソコンに接続し、パーティションを開いたりデータを見たりすることはできません。
Linux系のソフトである KNOPPIXやUbuntuなどで救出できる可能性もありますが、NASの種類・形態によって、手法が異なってきます。
データ救出・復旧を専門とするの会社に任せるのが一般的です。
バックアップ
ネットワークディスクは故障する可能性というのを考えておかなければなりません。対処法として、ネットワークディスクのバックアップを取ることがあげられます。
ネットワークディスクはUSB端子が付いており、USBの外付けハードディスクなどにバックアップを取ることができることがあります。
外付けハードディスクは、NTFSでフォーマットして使うことで、もし仮にネットワークディスクに万が一のことがあっても、外付けハードディスクをパソコンに繋げばデータを見たり使うことができます。
重要なことは、ネットワークディスクのみにデータを入れないようにする、ネットワークディスクの機能であるバックアップ機能を有効に使うということになります。