よく使われる容量の単位
データの容量を示す単位は、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)などがあります。
パソコンの中にあるファイルやフォルダは、すべてこのKBやMBなどで容量が表示されています。
ファイルやフォルダ以外にも、パソコンを構成する部品であるメモリー・ハードディスク・SSD、周辺機器のUSBメモリー、メモリーカードなどでも MBやGBという単位が使われています。
単位
データの容量の単位において、前提となっているのは 2進数です。
例えば、パソコン上に写真や音楽などのファイルがあるとします。それは切り詰めていけば、すべて0と1というデジタルデータによって構成されています。
2進数は、1桁で 0と1が使われます。この最小単位を 1bitといいます。
そして、1bitを8つ並べたものを、1B(バイト)として、データの容量を表す最小の単位としています。つまり、データの容量とは 0と1をどれだけ記憶できるか、1Bを基準として何倍記憶できるかを表しているということになります。
- 1B
- 1024B=1KB(キロバイト)
- 1024KB=1MB(メガバイト)
- 1024MB=1GB(ギガバイト)
- 1024GB=1TB(テラバイト)
それぞれ1024倍にしていくと単位が変わっていきます。
本来の国際単位系では、103がキロ、106がメガ、109がギガ、1012がテラになります。コンピューターの世界では10進数ではなく2進数が使われるため、103ではなく 210、1000倍ではなく1024倍になります。
1000倍に近いことから キロ、メガ、テラが使われています。分かりやすく、約1000倍で単位が変わると覚えておくといいでしょう。
容量
具体的に簡単な例を出してあげると、以下のような感じです。
- テキストファイル=1KB~100KB
- 写真=3MB~30MB
- 音楽=3MB~30MB
- 動画=10MB~5GB
写真、音楽、動画は、長さや画質などによって容量の大きさは異なってきます。
書き込みができるCDやDVDは、以下のようになっています。
- CD=700MB
- DVD=4.7GB
- DVD2層=9.4GB
- ブルーレイ=25GB
- ブルーレイ2層=50GB
CDでもかなり容量があることが分かります。
例えば、ワード・エクセルなど10KBのファイルなら、70000ファイルほど入る計算です。5MBの写真なら140枚ぐらいです。
USBメモリーやハードディスクなどの記録媒体では以下のようになります。容量は様々です。
- メモリーカード=2GB~128GB
- USBメモリー=4GB~128GB
- SSD=120GB~1TB
- ハードディスク=160GB~4TB
ハードディスクは、1TB~4TBなど多くのデータを書き込むことができるため、大容量記憶デバイスともいわれます。
容量を調べる
パソコンにあるファイルやフォルダの容量は、右クリックしてプロパティで調べることができます。
ファイルやフォルダ上で右クリックしてプロパティ。
サイズの部分が、そのファイルやフォルダの容量です。
ディスク上のサイズというのは、ハードディスクなどに保存した場合に確保されるサイズです。実際のサイズよりやや大きくなることがあります。
OSがデータを管理する最小のサイズ、アロケーションユニットサイズ、クラスターサイズといい 4KB(4096バイト)が一般的です。例えば、Windows7では 仮に1バイトのデータを保存するときでも、ディスク上のサイズは 4KBと表示されます。