スマートフォン・タブレットのインターフェース
Micro-USBとは、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなどで使われているUSBの規格です。
ITU(国際電気通信連合)によって、携帯電話の充電はMicro-USBで標準化するという勧告がなされてたため、スマートフォン、タブレットなどを中心に広く普及しています。ただ近年は スマートフォン、タブレットはType-Cに移行しつつあります。
Micro-USB B
Micro-USBには、タイプAとタイプBがあります。一般的にスマートフォンやタブレットで使われているのは、タイプBになります。
Micro-USB B端子。
台形の形をしています。
Micro-USB B端子のケーブル。
Micro-USBのケーブルは、片方がMicro-USB、片方がUSB(Type-A)のようになっています。パソコンと繋ぐと、充電やデータ転送を行うことができます。
ケーブルのUSB部分をアダプターに付けることで、コンセントから充電できるものもあります。
デジタルカメラも Micro-USB B端子の付いているものは、充電やデータ転送ができます。形状が Micro HDMIや、Micro-USBより前に普及していたMini USBにも似ています。端子の形状は異なりますので、注意が必要です。
デジタルカメラ。
Micro-USBは、USB2.0の速度になります。USB3.0に対応しているものは、一部のポータブルデバイスなどで使われています。
USB3.0対応のMicro-USB B端子。
USB3.0対応のMicro-USB Bのケーブル。
Micro-USB A
一部のモバイル機器には、Micro-USBのタイプAの端子を持つものがあります。
Micro-USB A端子。
台形ではなく長方形になっています。
タイプAのケーブルだけではなく、汎用的に使われている Micro-USB Bのケーブルも繋ぐことができます。Micro-AB端子ともいいます。ただタイプAは、ほとんど使われなくなってきています。
Type-C
Micro-USBの次に、普及し始めているのが Type-Cです。
Type-Cは、従来のUSBのように表や裏がなく繋ぎやすくなっている、USB3.0の高速な転送速度などが特徴です。
今までのUSBは、片方がMicro-USB、片方がUSBのようになっていましたが、今後パソコンにType-Cのインターフェースが実装されると、ケーブルのコネクタは両方ともType-Cのものが出てくると考えられます。
Lightning
Apple製のモバイル機器 iPhoneやiPadなどは、Micro-USBではなく Lightning ライトニングという独自の規格を使っています。
どちらの向きでも抜き差しできる特徴があります。
Appleの用意している変換コネクターで Micro-USBを使うこともできます。