汎用性の高い 3.5mm ステレオミニプラグ
パソコンでは、ヘッドフォンやイヤホン、スピーカーを使うことができます。
通常パソコンからの音は、ノートパソコンでは内蔵されているスピーカー、デスクトップパソコンではディスプレイに内蔵されているスピーカーなどから出ています。
端子にヘッドフォンやスピーカーをつなぐことで、内蔵スピーカーから外付けのヘッドフォンやスピーカーから音を出すことができます。
このページでは、最も基本的なステレオミニプラグによる接続を、実例を交え解説しています。
ステレオミニプラグとUSB
ヘッドフォンやスピーカーの一般的な接続方法には、ステレオミニプラグとUSBの2種類があります。ともに端子に接続するだけという簡単な方法になります。
ステレオミニプラグはアナログ、USBはデジタルとなります。音質に関してはそれほど違いが大きいわけではありません。
3.5mm ステレオミニプラグは、パソコンの他に スマートフォン、タブレット、オーディオ機器にも使われている 汎用性の高い規格です。イヤフォン端子といえば、ほぼこの3.5mm ステレオミニプラグの端子を指します。
USBの場合は、主にWindowsやMacなどのUSB端子をもつパソコンに繋ぐことができます。無線では、Bluetoothによる接続もあります。
出力端子
パソコンには、3.5mm ステレオミニプラグを接続できる端子が付いていることがほとんどです。
ヘッドフォンやスピーカーは、パソコンやディスプレイの出力端子につなぎます。ヘッドフォンのマークが付いていたり、OUTと記載されています。
デスクトップパソコンのヘッドフォン端子。OUTとあります。
ノートパソコンの接続端子。ヘッドフォンのマークがあります。
液晶ディスプレイのヘッドフォン端子。
ヘッドフォン
3.5mm ステレオミニプラグです。
端子に繋ぎます。
パソコンからの音をヘッドフォンで聞くことができます。
パソコン以外でも、スマートフォンやタブレットなどの端子に繋ぐことができます。
スピーカー
次にスピーカーを繋いでみます。
デスクトップなら背面に 3.5mmステレオミニプラグ用の出力端子があります。ここに繋ぎます。
前面の端子に繋いでも音は出るようになっています。
ノートパソコンは、ヘッドフォンと同じ端子に繋ぎます。
ノートパソコンにもスピーカーを取り付けることができます。
ヘッドフォンと同じように、3,5mmステレオミニプラグがあるスマートフォンやタブレットにも接続することができます。
ヘッドフォン
パソコンやスピーカーに内蔵されているスピーカーの音は、スピーカーそのものが小型なので、どうしてもこもったような音やかすれたような音になる傾向があり、届く音がよく聞こえないということもあります。
音は、波として空気中を振動して伝わってきます。
そのため減衰するという特徴があります。また音源が小さければ波も弱いため、パソコンから出た音は、人が音として認識するときにはかなり減衰していて、本来の音が聞こえなくなっているということになります。
ヘッドホンを使うということは、減衰をなくすということであり、スピーカーを使うというのは、音源を大きくするということになります。
ヘッドフォンやスピーカーを使うと、聞こえなかった音が聞こえる、本来のデジタルサウンドが聞こえるといわれるのは、こうした音の持っている特性があるからといえます。
ヘッドセット
ヘッドフォンとヘッドセットの違いは、マイク機能が付いているかどうかです。音声通話ができるマイク機能が付いているものを、ヘッドセットといいます。
ヘッドセットにもステレオミニプラグとUSBの2種類のものがあります。ステレオミニプラグのヘッドセットは、マイク用と音声聞き取り用の2本のケーブルが付いており、USBに変換するコネクターが付属していることがあります。
スピーカー
スピーカーには、2.0ch、2.1ch、5.1chなどのスピーカーがあります。
2.0chスピーカーは、2つ一組のスピーカーのことです。2.1chスピーカーは、重低音担当のスピーカー(ウーファー)が追加されて全部で3つのスピーカーあります。5.1chは、4つのスピーカーに1つの重低音担当のスピーカーが付いているものをいいます。
よく使われるスピーカーは 2.0chや2.1chスピーカーです。
スピーカーは、コンセントから電源をとって動作するセルフパワーと、USBから給電するバスパワーがあります。