クローン作成時やポータブルデバイス用として活用
SSDは、外付けのケースに入れて使うこともできます。
外付けSSDとして使うと、ハードディスクに比べて読み書き速度が速い、衝撃に強いなどのメリットがあります。
SSDには、2.5インチ SATA SSDとM.2 SSDとがありますが、このページでは 2.5インチ SATAのSSDを使った外付けのSSDの作り方、転送速度について解説しています。
実際の作り方
2.5インチ SATAのSSDと外付けケース。容量は128GBです。
外付けケースには、ケース本体、USBケーブル、SSDにはSSD本体などが付属しています。
外付けケースのカバーを開けて、SSDを取り付ける準備をします。このケースはネジを使わないタイプで、カバーをスライドさせるだけです。
ケースのSSDを取り付けるコネクタ部分。
SSDのコネクタ部分
コネクタを合わせ接続します。
ケースを閉めます。
ケースを閉め、ケーブルをつないだら完成です。
パソコンにUSBで接続します。SSDや2.5インチのHDDは、基本的にUSBからの給電 バスパワーで動作します。市販されているSSDは、Windowsで使用できるようにするため、パソコンに接続後 ディスクの管理から初期化とフォーマットを行います。
転送速度
パソコン本体のUSB2.0とUSB3.0の端子にそれぞれ繋いで、読み書き速度をテストすると以下のようになっています。
USB2.0端子(左)とUSB3.0端子(右)。転送速度に大きな違いがあります。
約7GBのデータをコピーして、転送時間を計測すると以下のようになっています。
- USB2.0・・・4分45秒
- USB3.0・・・1分13秒
実際のデータの転送時間にも大きな差が見られます。USB3.0の端子を使うと、SSDのスピードを活かすことができるというのがわかります。
次に約5GBのデータをコピーして、USBメモリーと外付けSSDの転送時間を計測すると以下のようになっています。
- USBメモリー・・・5分10秒
- 外付けSSD・・・1分5秒
比較するUSBメモリーにもよりますが、一般的にUSBメモリーよりSSDの方が読み書き速度は速いため、外付けSSDのほうが転送速度が速くなります。データの種類や容量によっては、外付けSSDのほうが適しているということもあります。
SSDの多くは SATAの2.5インチタイプになります。また高さはほとんど7mmのものとなっています。
ケース側が 7mm対応か9.5mm対応か、もしくは両方に対応しているか、またUSB3.0の対応などは確認しておいたほうがいいでしょう。