主にCPUファン回転数を制御
BIOS・UEFIでは、ファンの回転数を制御・コントロールすることができます。
CPUファンの自動制御を有効にすることで、CPUの温度に応じてマザーボード側で自動で回転数をコントロールすることができます。CPU温度が高くなると高回転、低い時は低回転という具合です。
このページでは、自作パソコンのBIOSやUEFIにおける実例を交え、ファンの回転数制御の方法について解説しています。
4ピン
ファンには、CPUファンやケースファンがあります。
ファンの回転数を制御できるのは、4ピンのファンになります。パルス制御 PWMといいます。
ファンの4ピンケーブルを、マザーボードの4ピンに繋ぐとPWMが有効になります。
CPUファンの4ピンケーブル。
現在のCPUファンは、ほとんどが4ピンになります。
マザーボードの4ピン。
マザーボードにもよりますが、ケースファンは一部 3ピンという場合もあります。
AMI
BIOSのPowerの項目で、Hardware Monitor。
例えば、ASUSのマザーボードにはQ-fan Controlという機能があります。
CPU温度に応じて、ファンの回転数を自動制御する機能です。通常はEnable(有効)に設定します。
Enabledにすると、CPUファンの回転モードを選択できます。
通常は、Optimal(最適モード)に設定します。
Award
PC Health Status。
CPU Smart FAN ControlでCPUファンの自動制御を行うかどうか設定します。
UEFI
UEFIの例1。アドバンストモード→モニタ。
有効にすると、最低回転数やプロファイルを設定できます。プロファイルには、標準やサイレントなどがあります。ケースファンが4pinで制御できる場合は、ケースファンの設定も行うことができます。
UEFIの例2。アドバンストモード→モニタ。
CPU Q FanコントロールでPMWモードにすると、最低回転数やプロファイル(標準やサイレントなど)を設定することができます。
近年のマザーボードでは、概ねPMWの自動制御がデフォルトで設定されています。
ただCPUファンの音が大きいという場合や、さらに静音化や省電力化を行うという場合に、CPUファンの回転数の状況を確認したり、設定を変更するということがあります。
ケースファンの設定項目は、CPUファンの近くにあるのが一般的です。ケースファンの回転数の制御方法も、CPUファンの場合とほとんど同じです。