ドスパラのケース
BTOパソコンは、ATXやMicroATXのマザーボードや電源が使われていることが多くなっています。
完全な互換性があるとはいえないものの、場合によっては自作パソコンのパーツを取り付けたりすることができます。
このページでは、例としてドスパラのBTOパソコンで使われているケースにマザーボードや電源を取り付ける様子を紹介しています。
ドスパラのBTOパソコン ガレリアで使われている PCケース。CPUロゴシールは、IntelのCOre iシリーズの第一世代のものであることが分かります。ケースの型式もやや古くなります。
ケースのみで、中古品でもあるためケース上部のファン、サイドパネルのファンなど一部欠品があります。
ケース側面。
ケース背面。
サイドパネルの取り外し。ケース內部。
ケース裏側。
フロントパネルの取り外し。BTOパソコンケースによってはフロントパネルにケーブルが繋がっていることがあるため、取り外しは慎重に行う必要があります。
電源取り付け部分。
ATX電源の取り付け。
ケース下部。空気孔があるため、電源のファンは下向きにも取り付けることができます。電源を固定するネジも両方に対応しています。
マザーボードを固定する六角スペーサーは、ATXマザーボードの配列です。ただこのケースでは、2箇所(緑)の六角スペーサーが取り外して移動できます。
六角スペーサーを移動させることで、一部のMicroATXのマザーボードに合わせることができます。
ネジ穴が対応しているMicroATXのマザーボードを取り付けることができます。
電源とマザーボードの取り付け後。
フロントパネルスイッチケーブル、カードリーダー、フロンパネルUSB、フロントパネルオーディオの配線を行います。
光学ドライブやHDDの取り付け、配線なども行います。
ケース裏側にCPU電源のケーブルを通すことができます。
SATAケーブルなどをつなぎます。
このようにPCケースは、BTOパソコンメーカーのものではあるものの、自作パソコンのパーツを組み込むことができます。
BIOS起動、OSインストールなども可能となります。
これはあくまで一例であるため、すべての自作パソコンのパーツが取り付けできるというわけではありませんが、BTOパソコンと自作パソコンの構造が近いということを端的に表しているといえます。
BTOパソコンメーカーのPCケースを使う場合、電源とマザーボードがATXかどうかの確認が必要になります。
電源もマザーボードもともに、ネジ穴を確認します。またマザーボードのつながっているフロントパネルコネクタも汎用的なものであるかどうかもポイントになります。
BTOパソコンでもともとATXのマザーボードが付いていた場合は、自作パソコンで用いるATXのマザーボードはそのまま取り付けができる可能性は高くなります。
MicroATXのマザーボードは、基本的なネジ穴はいくつか共通していますが、ややサイズの異なるものがあり、ネジ穴が異なることもあります。
PCケースのスペーサーの移動ができるか?また移動できたとしてスペーサーと合致する MicroATXのマザーボードを選ぶ必要があります。