エックス・ルックアップ
XLOOKUP関数は、検索値から対応する値・データを返す関数です。検索は縦と横の両方向に対応しています。
引数は6つありますが、主に使用するのは第1~第3引数です。第4引数以降は省略することもできます。
例:XLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値(10)、第2引数に検索値のある範囲(B4:F8)、第3引数に戻り値(D4:E8)。
Enterで結果が表示されます。検索値 1004を検索し、同じ行の対応した値 CCCとRRRを表示。
例:XLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値(1004)、第2引数に検索値のある範囲(B4:F8)、第3引数に戻り値(B4:E8)。
検索値 1004を検索し、同じ行の対応した複数の値 大阪・CCC・RRRを表示。
例:XLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値(B9)、第2引数に検索値のある範囲(B4:F4)、第3引数に戻り値(B6:F7)。
Enterで結果が表示されます。検索値 1004を検索し、同じ列の対応した値 CCCとRRRを表示。
例:XLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値(B4)、第2引数に検索値のある範囲(F$4:F$8)、第3引数に戻り値(G$4:G$8)、第4引数は省略、第5引数は-1。
Enterで結果が表示されます。検索値75がないため、検索値75以下を検索し 70の行の2列目 Cを表示。中央揃えで表示。
オートフィルの結果。
XLOOKUP関数における第4引数~第5引数は以下のようになります。
第4引数では、エラーの代わりに”該当なし”のように表示させることができます。
第5引数は、0(完全一致)、1(検索値以上を検索)、-1(検索値以下を検索)、2(検索値にワイルドカードを使用)。第6引数は、1(先頭から検索)、-1(末尾から検索)、2(昇順の範囲を検索)、-2(降順の範囲を検索)となります。
XLOOKUP関数は、VLOOKUP関数・HLOOKUP関数の後継となる関数です。
VLOOKUP関数・HLOOKUP関数では、それぞれ検索が縦方向・横方向のみで、検索値が範囲の左端(上端)にある必要がありましたが、XLOOKUP関数ではこれらの制約がなくなり、検索が縦方向・横方向に対応し、検索値として範囲の2列目や3行目などを選択することができるようになっています。
また結果はスピル配列として表示されるため、行や列の複数のデータを取り出すことができます。