VLOOKUP関数（検索→データ取り出し）

ブイ・ルックアップ

VLOOKUP関数は、検索値から対応する値・データを返す関数です。検索は縦方向（vertical）に行われます。

例：VLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値（B10）、第2引数に検索する範囲（B4:E8）、第3引数に列番号（4）。

Enterで結果が表示されます。検索値 1003を 表の左端で縦方向に検索し、同じ行の4列目にある対応した値 TTTを表示。

第1引数の検索値は、表の一番左側にある必要があります。第2引数では、範囲全体か 検索値のある一番左の列から第3引数で指定する列までを含む範囲を指定します。

第4引数は、0（省略時）かFALSEがありますが、省略した場合 検索値によっては想定していない戻り値となることがあります。

例えば、検索値に表にはない1006とした場合、本来はエラーとなるはずが 第4引数を省略しているために 1005の行の5列目 Mを表示することになります。

そのため、想定していない戻り値を避ける場合は、FALSEと入力します。

例：VLOOKUP関数を入力。第1引数に検索値（B4）、第2引数に検索する表F$4:G$8、第3引数に列番号、第4引数は省略。

Enterで結果が表示されます。検索値 75を 表の左端で縦方向に検索し、80未満で最も大きい値である70の行の2列目 Cを表示。中央揃えで表示。

オートフィルの結果。

第4引数を省略するか、1かTRUEと入力すると近似検索となります。

近似検索とは、検索値が一致しない場合にその検索値未満で最も大きい値をとる方法です。

例えば、検索値 75は 右の表にはないため、75より大きい値のある80を確認した後 80未満で最も大きい値である70を該当する行として扱います。

VLOOKUP関数は、他のLOOKUP関数やHLOOKUP関数と同様に 検索を行い対応した値・データを取り出すことができる関数です。

これらの関数は、一般的に検索対象となる表が存在していることが前提となります。また表は別のシートなどにあり、シート間で参照するということが多くなっています。

VLOOKUP関数と類似した関数に、HLOOKUP関数があります。

VLOOKUP関数は、検索値を縦に検索して対応している値を返す関数です。一方 HLOOKUP関数は、検索値を横に検索して対応している値を返す関数です。