タイム
TIME関数は、引数の数値から指定した時刻を返す関数です。シリアル値が返され時刻を表示することができます。
引数には、時・分・秒の3つの数値を使います。省略することはできないため、秒を使わない場合は 0と入力します。
例:TIME関数を入力。第1・第2・第3引数にそれぞれ時・分・秒を指定。
Enterで結果が表示されます。デフォルトでは、一般的な時刻での表示となります。
数値リボンで表示を標準にするとシリアル値を確認することができます。この場合は 0.640706となります。
時刻の表示で使わるシリアル値は、24時(24時間)を1として、経過した時間、24時間に占める割合を示しています。
数値リボン→表示形式、ユーザー定義で表示の種類を変更することができます。
ユーザー定義でh:mm:ssによる表示。
例:数式を入力。所要時間や経過時間は、(後の時間-前の時間)で算出することができます。ユーザー定義でh:mmによる表示。
オートフィルの結果。
例:TIME関数、引数にセルを指定。
オートフィルの結果。
F12にAVERAGE関数で平均を表示。この場合は、平均所要時間、平均経過時間などを表しています。
TIME関数は、引数を入力すると時刻を表示させることができます。
時刻は午前0時を始点としています。これは、数直線でいえば 0を始点としているため、時刻だけではなく経過時間や所要時間などの計測としても使うことができるといえます。
TIME関数は、その都度 時・分・秒の3つの引数を入力する必要があるため、一覧や統計などで使用する場合は、左側の別のセルに数値を入力して、TIME関数でセルを参照するという方法が適していると考えられます。