RANDARRAY関数(乱数・配列)

ランダム・アレイ

RANDARRAY関数は、指定した引数から乱数・配列を返す関数です。この関数は、主にMicrosoft 365でサポートされています。

引数には、行数・列数・最小値・最大値・乱数の種類の4つがあります。乱数の種類は整数か実数(小数)。結果はスピル配列として表示されます。

例:RANDARRAY関数を入力。行数3・列数4・最小値1・最大値10・TRUE(整数)。

RANDARRAY関数

Enterで結果が表示されます。3行4列の乱数の配列となります。

3行4列の乱数の配列

第4引数をFALSE(小数)とした場合。小数点第3位まで表示。

小数の乱数

例:RANDARRAY関数を入力。行数8・列数省略・開始値50・最大値100・TRUE(整数)。

行数・開始値・最大値などを入力

Enterで結果が表示されます。8行1列の乱数の配列となります。

8行1列の乱数の配列

第2引数~第4引数までは省略できますが、省略した場合は 列数1、最小値0、最大値1、実数(小数)となります。

一度表示された乱数を再生成する場合は、F9キーを押します。また、Excelで他のセルをクリックして操作などを行うと、再計算されて新たに乱数が生成されます。

表示された乱数を固定して使用する場合は、リボンの数式→計算方法の固定、手動に切り替えます。その後、コピー→値として貼り付けを行います。

RANDARRAY関数に類似した関数に、RAND関数とRANDBETWEEN関数があります。RAND関数は 実数(主に小数)の乱数、RANDBETWEEN関数は 整数の乱数を返す関数です。

RANDARRAY関数は、この両方の関数の機能を有しているということができます。