ノーマル・インバース
NORM.INV関数は、正規分布の確率からデータの値、下側パーセント点を返す関数です。
引数には、確率(累積分布関数の値)、平均、標準偏差を使います。
例:NORM.INV関数を入力。引数に確率0.2、平均25、標準偏差7を指定。確率は0~1で100%に対応し 0より大きく1より小さい値になります。
Enterで結果が表示されます。平均25、標準偏差7の正規分布において、確率(下側確率)20%のデータの値となります。また下側20パーセント点ともいいます。
例:引数にセルを指定。
オートフィルの結果。それぞれの確率に対応したデータの値、パーセント点が表示されます。
正規分布において、確率0.5(50%)は平均値となります。
NORM.INV関数のINVは、逆の意味で NORM.DIST関数の逆関数になります。NORM.DIST関数は、データの値から確率(累積分布関数の値)を求めることができますが、NORM.INV関数は、その逆で確率(累積分布関数の値)からデータの値を求めることができます。