CHISQ.DIST.RT関数（カイ二乗検定・p値）

カイ・スクエアド・ディストリビューション・ライトテイルド

CHISQ.DIST.RT関数は、カイ二乗検定においてp値を返す関数です。p値とは、帰無仮説においてそのカイ二乗値がとられる確率のこと。

引数には、カイ二乗値、自由度の2つを使います。

例：CHISQ.DIST.RT関数を入力。引数にセル、自由度を指定。C9にカイ二乗値、自由度は1。

結果が表示されます。

自由度は、行と列それぞれ -1をして掛けたものになります。例えば以下のようになります。

• 2行2列・・(2-1)(2-1)=1
• 3行2列・・(3-1)(2-1)=2
• 4行4列・・(4-1)(4-1)=9

p値は確率を表しており、0.01とあれば1%、0.07とあれば7%になります。

1%より低ければ、1%の有意水準で帰無仮説を棄却、5%より低ければ5%の有意水準で帰無仮説を棄却し、対立仮説を採択します。

つまり p値が1%や5%より低ければ、2つの変数（行と列）には関連がないという帰無仮説のもとでは、このような期待度数と実測度数の乖離はほとんど起こらない、2つの変数（行と列）には関連があると判断することができます。