バイノミアル・ディストリビューション・レンジ
BINOM.DIST.RANGE関数は、成功数の範囲を指定して二項確率を返す関数です。
引数は4つありますが、成功数(成功回数)を1つだけ入力した場合は BINOM.DIST関数と同じ結果となります。成功数を2つ入力した場合は、下限と上限の範囲の指定となります。
例:引数に試行回数 10、成功確率 1/6、成功数 2、成功数 3を入力。
結果の表示。成功数 2~3回の確率は 約44.6%になります。小数点第3位まで表示。
B7とB8に BINOM.DIST関数の成功数 2と成功数 3をそれぞれ指定した結果、B9にB7とB8の合計。B5のBINOM.DIST.RANGE関数の結果と一致します。
BINOM.DIST関数は P(X=x)と表され、成功数が2であればP(X=2)、3であればP(X=3)のようになります。
BINOM.DIST.RANGE関数は 成功数の範囲の確率であるため、成功数が2~3であれば P(X=2)+P(X=3)、成功数が0~3であれば P(X=0)+P(X=1)+P(X=2)+P(X=3)の計算となります。