パソコン・IT関連の資格には何があるか?

パソコンの資格を取りたいという方も多いのではないでしょうか?

パソコンの勉強をする、何か資格を目指すというのは 非常にメリットがあるといえるかもしれません。

なぜか?といいますと、

3つほどその理由をあげることができます。

資格の勉強

1.就職・転職・仕事

資格というのは多少 社会性があります。

就職や転職あるいは仕事などで影響する可能性があるということです。

会社によっては その人が持っているスキルを資格で判断することもあります。また資格の取得を奨励している会社というもあるでしょう。

社会は 「分業」により進んできています。

何かの分野・カテゴリーにおいて社会に参加していくことになります。

資格は、その分野の見識を深めていくことができ、社会において「あなたは何ができるのか?」というの示すこともできます。

また資格を持っているということは、「何か目標に向かって 自助努力していくことができる」と前向きな評価につながることもあります。

2.テクノロジーの進化

最近ではどのような仕事・会社でも IT化が進んでいます。

テクノロジーの進化は非常に速く、その可能性は広がりをみせているのですが、人が追い付いていないということもあります。

特にビジネス分野では ITとの結びつきが強く 何かを学んでいないと 時間が経った時に「活用できない」「何もできない」「理解ができない」ということも起きてしまいます。

3.PDCAサイクル

資格を目指すというのは、PDCAサイクルに適っている、当てはめやすいといえます。

PDCAサイクルというのは、

P→目標を立て、D→実行し、C→振り返り、A→改善するというようなサイクルを繰り返すことで 「物事を合理的・円滑に進めていく」手法です。

PDCAサイクル

ビジネス用語やIT用語としても出てくることがありますが、物事全般にわたって当てはまるものです。

「資格」という目標を立てる

学ぶという場合、何かを漠然と進めていくよりも「資格取得」という目標を立てたほうが続けていきやすいでしょう。

これは先にあげたように PDCAサイクルのPをはっきりと打ち立てるというのがあります。

実際のスキルは資格取得に向けた学びの中で得ていくことができます。

資格取得ができたら 資格そのものだけでなく 学んだことを仕事や社会の中で実践・活用いくこともできます。

大きく分けると6つに分類される

「パソコン」や「IT」とはいっても、非常に幅が広くなっています。

何か学んでいきたいけど、どれから手を付ければいいのか分からない、どういう資格があるのか分からないということもあります。

少し整理してみますと、パソコンでできることやパソコン・インターネットが関わっていることというのは、このように分類することができます。

パソコンやITの資格

ひとつづつ見てみましょう。

パソコン

パソコンのハードウェアに関するところです。

パソコンやコンピューターの仕組みであったり、周辺機器やLAN、サーバーなど、比較的 身近な部分、目に見えたところの知識です。

このカテゴリーを学ぶと、自分でパソコンや周辺機器、LANを管理したりできるようになります。「ハードウェア管理能力」を身に付けることができるといえるでしょう。

こうしたハードウェアに関する資格は、いくつかあります。

代表的なところでは、ITパスポート、パソコン整備士、P検などです。

ただITパスポートやP検などは、全体の中の一部がパソコンのハードウェアに関するところなので、純粋にこのカテゴリの資格となるとパソコン整備士が該当します。

アプリケーション

ここが一番身近な資格といえるかもしれません。

アプリケーションを操作する能力・スキルを学ぶところです。

パソコンにインストールされているソフトで 何かを作ったり編集したりできるようになる 「アプリケーション操作能力」を身に付けることができます。

例えば、Microsoft Office、CAD、VectorWorks、3DCG、Photoshop、Illustratorがあります。

Microsoft Officeは特によく使われるソフトです。

ビジネスでもパーソナルユースでも活用でき、汎用性が高いスキルを身につけることができます。

Photoshop、Illustratorは、DTPやWebデザインで活用できるスキルです。

デザインに通じるCAD、3DCG、Photoshop、Illustratorを使う人は クリエイターとも呼ばれます。

自分の持つイメージを アプリケーションを通して形あるものにしていくというカテゴリーです。

代表的な資格には MOS、CAD利用技術者試験、Photoshopクリエイター能力認定試験、Illustratorクリエイター能力認定試験など。

WEB

ホームページを作成したり、実際に運用していく知識やスキルです。

ホームページを作成するHTML言語をはじめ、デザイン、色彩、WEB解析、WEBマーケティング、ライティングなどを学んでいきます。

「WEB展開能力」を身に付けることができるといえるでしょう。

このカテゴリーは わりと枠にはまらない、幅が広いというイメージがあります。

Webデザイナー、Webクリエイターなど。

自分でホームページを作成したり、ビジネスに活用したりと様々です。

代表的なところでは、Webクリエイター能力認定試験、ウェブデザイン技能検定、JWSDA Webデザイン検定、ウェブ解析士、ネットショップ実務士など。

プログラミング

システム、仕組みの部分に関係しています。

IT機器やソフトウェアを支えているコンピューター言語やプログラミング言語を学びます。

VBA、SQL言語、C言語、COBOL、Java、Perl、PHP、JavaScriptなどがあります。

「システム開発能力」を身に付けることができます。

データベース・システム構築、ソフトウェア・アプリ制作、WEBシステム構築、ロボット制作など様々です。

PHPやJavaScriptは WEBと関係が深いので WEBプログラミングともいわれます。

企業は、プログラミング言語を使うことができるプログラマー・システムエンジニアを必要としているといわれています。

またWEBのカテゴリーと同じく 会社設立や起業する人も比較的多いカテゴリーです。

代表的な資格には、入門となるITパスポート試験、VBA、基本・応用情報処理技術者試験、PHPライセンス、データベーススペシャリスト試験、ORACLE MASTERなど。

ネットワーク

企業向けLANやWAN、サーバーに関係しています。

Cisco社ルーター、Linuxなどがあげられます。

コンピューター・ネットワーク理論、ネットワークやサーバーの設計・保守・構築などを学びます。

「ネットワーク構築能力」を身に付けることができます。ネットワークエンジニアと呼ばれます。

難易度は高く 企業のニーズがある専門的なカテゴリーです。

代表的な資格には 入門となるITパスポート試験、ドットコムマスター、Cisco技術者認定試験(CCNA、CCNP)、Linux技術者認定試験(LPIC)、ネットワークスペシャリスト試験など。

セキュリティ

セキュリティ分野は 第六の資格といってもいいでしょう。

近年 情報セキュリティへの関心は高まりつつあります。

情報セキュリティ、ISMS、プライバシーマーク、個人情報保護法、マイナンバー制度、不正アクセス禁止法、ネットワーク・データベースのセキュリティなどが関係しています。

企業活動と密接なカテゴリーといえます。

代表的な資格には 2016年に新設された情報セキュリティマネジメント試験、個人情報保護士、個人情報保護実務検定、マイナンバー実務検定、情報セキュリティスペシャリストなど。


知名度の高い4つの資格

やや難しい領域の話も出てきましたが、パソコンやITといっても方向性はある程度分かれるということです。

パソコンの資格を今まで全く取得したことがない、これから勉強していきたい、意欲はあるが 何を目標として学んでいけばいいのか分からないという場合は 以下の4つの資格のいずれかからチャレンジするのがいいでしょう。

MOS マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト

パソコンで最も使用頻度の高いソフトは何か?といいますと

MicrosoftのOfficeになります。

Word、Excel、PowerPoint、Accessなどです。

パーソナルユースでももちろん使われますが、会社・事業所などビジネスシーンでは確実に使われるソフトです。

このOffice製品を使えるかどうか?スキルを証明する資格が マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト 略してMOS モスになります。

独学でも十分に取得ができる資格で 難易度もそれほど高くはありません。

知名度・人気もあるので まず取得しておきたい資格のひとつです。

日商PC検定

日商というのは、日本商工会議所の略になります。

その日商の公式認定資格が、日商PC検定です。

日商PC検定は 主にビジネスシーンにおける 文書作成・データ活用・プレゼンテーションなどのスキルを証明する資格です。

文書作成は Word、データ活用は Excel、プレゼンテーションは PowerPointを使います。

MicrosoftのWord・Excel・PowerPointの使い方、ビジネス文書の作成方法、IT関連の知識など。

そこそこの知名度・人気がある資格です。

ITパスポート試験

IT関連では最も有名な国家試験・国家資格のひとつです。

経済産業省所管の情報処理推進機構 IPAが実施・認定する資格です。

情報処理技術者試験の一番基礎的な区分になります。

パソコン・サーバー・ネットワーク・Excel関数・システム・ソフトウェア・企業活動・経営・法律など IT全般の広範囲なスキル・知識を証明する資格です。

国家資格でインパクトも強い資格です。

サーティファイ認定試験

サーティファイは、株式会社サーティファイが管理・運営する資格です。

現在 7分野23種類の認定試験が用意されています。

有名な認定試験には、

  • Webクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験

などがあります。

他にWord・Excel・PowerPointのスキルを証明する試験もあります。

実務性・専門性がやや高く 特にWEB系やクリエイター系の認定試験・資格を取得したい方には おさえておきたい資格・目標にしたい資格になります。

オススメは MOSとITパスポート

これからITに関連した資格を取る、勉強するという場合は、やはりMOSとITパスポートはオススメになります。

知名度・人気度・実用度など総合的に見て この2つの資格は抜きん出ているといえるでしょう。

MOSは 国際資格でOffice操作全般の習得、ITパスポートは 国家資格でIT全般の知識の習得になります。

その他 知られている資格

パソコン整備士

パソコン整備士協会が実施・運営。

パソコン・ネットワーク・サーバーなど 名前の通りハードウェアに主軸をおいた資格。

  • 1級・・企業・事業所レベル、サーバー
  • 2級・・家庭・SOHOレベル、複数台
  • 3級・・個人レベル、PC1台

ハードウェアの他、インターネット、セキュリティ、ソフトウェア、ネットワーク、情報倫理、トラブルシューティングなど。

ハードウェアのトラブル対応などが求められる IT系のSOHO・法人などにそこそこ人気があります。

ドットコムマスター

NTTコミュニケーションズ OCNが運営。「.com Master」とも書きます。

ハードウェアよりもインターネット・ネットワークに主軸をおいている資格。

  • ドットコムマスター ダブルスター
  • ドットコムマスター アドバンス シングルスター
  • ドットコムマスター ベーシック

ベーシックが入門、アドバンス シングルスターが中級、ダブルスターが上級。

主催がOCNのため知名度が高く IT系・プロバイダ系の事業所・法人にそこそこ人気があります。

基本・応用情報技術者試験

ITパスポート試験のワンランク上の資格です。

ITパスポートと同様 国家試験・国家資格になります。

コンピュータシステムの開発・運用、ネットワーク、データベース、セキュリティなど。

プログラマー、システムエンジニア(SE)を目指す場合に目標とする資格です。

Cisco 技術者認定試験

企業などで使われる Cisco社 (シスコ社)のルーターやスイッチを扱えるかどうか、スキルを証明する資格です。

CCENT、CCNAという資格で呼ばれます。CCENTが入門・基礎、CCNAが応用。さらに上位には CCNP、CCIE。

勉強してみたいという人は CCENTだけ取得するという方法もあります。

Cisco ルーター・スイッチの保守・運用、ネットワーク理論、ネットワーク構築など。

ネットワークエンジニアを目指す場合に目標とする資格です。

Linux 技術者認定試験

LPIC エルピックともいいます。

Level 1~3まであり、Level 1が入門。基礎。勉強してみたいという人は、Level 1だけ資格取得するという方法もあります。

サーバー用OSとして 広く使われているLinuxの知識やスキルを証明する資格です。

Linux全般、コマンド操作、管理・保守など。

エンジニアを目指す方向けの資格です。

VBA ベーシック・スタンダード

VBAは MicrosoftのExcelやAccessで使うプログラミング言語です。

VBAは ビジネスシーンにおいて 作業の自動化、データの一括処理、システム開発などで活用されています。

ExcelやAccessで VBAを使えるかどうか、運用できるかどうかのスキルを証明する資格です。

ベーシック(初級)スタンダード(上級)があり、Excel VBAベーシック、スタンダード、Access VBAベーシック、スタンダードの4つに分類されます。

勉強してみたいという人は、VBA ベーシックだけ取得するという方法もあります。


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