グラフィックボードの基本的な機能を活用する

グラフィックボード(ビデオカード)を使用すると複数のディスプレイを接続して、デュアルディスプレイ・マルチディスプレイ環境を作ることができます。

自作パソコン、BTOパソコン、またメーカー製パソコンでもグラフィックボードは搭載されていることがありますが、グラフィックボードが搭載されているなら マルチディスプレイができると考えることができます。

もともとグラフィックボードが付いているならそれを活用します。

もしグラフィックボードが付いていないなら、グラフィックボードを取り付けることでマルチディスプレイにすることができます。

このページでは、グラフィックボードを使用したマルチディスプレイの方法について紹介しています。


確認・準備

パソコンにグラフィックボードが付いているかどうか? をまず確認します。

パソコンのIOパネル・背面の端子をみればすぐに分かります。

自作パソコン・BTOパソコンでは付いていることが多いでしょう。一部のメーカー製パソコンでもグラフィックボードは取り付けてある場合があります。

グラフィックボード搭載グラフィックボード搭載されている自作パソコン。端子が2つ以上あるのが特徴です。


ケース内ケース内。拡張カードとして増設されています。


付いていない場合は、グラフィックボードを増設する必要があります。

自作パソコンやBTOパソコンではそれほど難しい作業ではありません。メーカー製パソコンでも増設できることはあります。

これは自作パソコンやBTOパソコンに特にいえることですが、2013年 SandyBridgeと呼ばれるCPUとそれに対応したマザーボードから、マザーボードに複数の映像出力端子を持つものが増えてきています。

CPUの内蔵グラフィック機能が強化され、グラフィックボードを増設しなくてもマザーボードの端子のみで マルチディスプレイ表示が可能となっています。

なので比較新しいマザーボード・パソコンを使用している場合は 必ずしもグラフィックボードが必要になるというわけではありません。

接続

パソコンを使って実際に接続してみます。

グラフィックボードの端子は 左からDVI、VGA、HDMIというのが分かります。

グラフィックボードの端子

すでに1台の液晶ディスプレイがHDMIで繋がっているとします。

HDMI

通常 1台の液晶ディスプレイです。

1台の液晶ディスプレイ

2台目の液晶ディスプレイを準備します。DVIを使って接続することにしました。

2台目の液晶ディスプレイ

2台目のディスプレイを接続します。1台目の他に空いている接続端子を使用します。ここではDVIを使用しますが、基本的に空いている端子なら、どこの端子を使用しても問題ありません。

またパソコンの電源はONのままでもいいのですが、パソコンを多少動かしたりするので、安全のため 電源OFFにして行ったほうが無難です。

2台目の接続

接続してパソコンを起動させると、2台目のディスプレイにも表示されます。Windowsの設定状況にもよりますが、複製モード(クローンモード)か拡張モードになっていると思います。

ここでは1台目のディスプレイ(左)と2台目のディスプレイ(右)が同じ画面、つまり複製モードです。

複製モード

Windows 7なら画面の解像度の設定で、マルチディスプレイの様々な設定を行うことができます。

拡張モードに変更しました。マルチディスプレイでは拡張モードが一番よく使用されます。マウスで両画面行き来したり、拡張画面にウィンドウを表示したりいろいろなことが可能です。

拡張モード

3画面

グラフィックボードでは3画面表示できるものも増えてきています。

具体的にいいますと GTX640やGTX650など GTX600シリーズのミドルレンジ以降の型番で可能なものが多いです。

実際には グラフィックボードのメーカーや型番でできるものやできないものもありますので スペックを確認するようにします。

ASUS GTX650のグラフィックボード。HDMI、DVI、VGAの3つの端子があります。

GTX650

ここに繋ぎたい液晶ディスプレイをすべて接続します。

液晶ディスプレイを3台接続

3画面になります。

3画面

3画面でもWindows上で液晶ディスプレイの場所などを設定することはできます。

3画面

アームなどを使うとある程度自由にディスプレイの場所を決めることができます。

アーム

画質の違い

VGA、DVI、HDMIでは、画質に多少の差異があります。

単純にHDMIとDVIの画質がよいです。フルHDの液晶ディスプレイでは特に違いがあります。

なので 画質を求めるなら HDMIとDVIを使うのが適切です。VGAを使う場合は拡張ディスプレイで使用するといいでしょう。

音声

音声は通常オーディオケーブルでパソコンから外付けのスピーカーや液晶ディスプレイの内蔵スピーカーに接続されています。

HDMIは画像と音声を両方 1本のケーブルで送ることが出来ますので HDMIを繋いだ際に音声が出ない、違うところから出ているという場合は、コントロールのオーディオの設定で確認するといいでしょう。