ネットワークの起点となるルーター

パソコン以外の周辺機器で、最も重要な機器は何か?

というときに ルーターがあげられます。

ルーターとは何か?ルーターの基本的な意味や設定・扱い方を知っているだけで 大きな差が出てきます。

ここでは最低限知っておきたいルーターの機能や扱い方について紹介しています。

ルーターとは?

ルータールーターにはいくつか役割があります。

自宅や会社などあらゆるところにルーターはあるのですが、かなりお世話になっている機器です。

主な役割としては セキュリティを高める、インターネットの接続設定が行われている、複数台のパソコンを接続し同時にインターネットできる、プライベートIPアドレスを割り当てる、ネットワークを構築できるなどがあります。

基本的な事

それでは 知っておきたい基本的なことを紹介します。

1.ルーターのIPアドレス

ルーターは ネットワークの起点ともなる機器です。

IPアドレスというのを持っています。プライベートIPアドレスです。

インターネットとの出入口でもあるので デフォルトゲートウェイともいわれます。

まず使用している環境のルーターのIPアドレスを知っておきたいところです。

特にメモとかする必要はないのですが、IPアドレスの調べ方は覚えておきます。

パソコンのコマンドプロンプトという画面で調べることができます。

ルーターのメーカーや型番で IPアドレスは多少異なります。

通常は 192.168.0.1とか、192.168.1.1、また192.168.24.1など末尾は1がよく使われています。

2.ブラウザのURLにIPアドレスを入力する

IEにしろクロームにしろ ブラウザには必ずURLを入力する箇所があります。

ホームページを閲覧していたら URLが表示されているはずです。

ここにルーターのIPアドレスを入力することができるようになっています。

必ず半角数字とコンマになります。

3.ルーターの管理画面

するとルーターの管理画面が出てきます。

ルーターはログインして操作する機器です。

IDとパスワードというものがあります。

通常がほとんど 初期値のIDとパスワードが設定されています。

もしわからない場合は マニュアルなどに記載されていますので確認するようにします。

4.ルーターで行うこと

ルーターには様々な設定項目がありますが、通常は特に扱う必要はありません。

知っておきたい項目としては インターネット設定ファームウェアの更新です。

インターネット設定は 接続設定、接続先設定というような箇所です。

ここにプロバイダのIDやパスワードを入力します。

またファームウェアの更新は メンテナンス、管理などの画面にあります。

他には ルーターのログインパスワードの設定、無線機能が付いているならSSIDやパスワードの変更、チャンネル変更などがあります。

5.ネットワーク機器のIPアドレス

ルーターは ネットワーク内で接続された機器に対して IPアドレスを割り当てています。

なのでルーター背面の空きポートにLANケーブルで接続したパソコンやネットワーク機器はルーターのIPアドレスを起点とします。

例えば ルーターのIPアドレスが192.168.1.1なら 接続されたパソコンは192.168.1.2や192.168.1.3、ネットワークプリンターなら192.168.1.4、無線アクセスポイントなら192.168.1.5などになります。

逆にいいますと、プライベートIPアドレスがこのようになっていないといけません。

ただ このIPアドレスはルーターが自動で割り当てていますので、特別に何も扱う必要というのはありません。機器を再起動するとIPアドレスは変わることもあります。


基本的な用語

どこのメーカーのルーターでも似たような言葉が出てきます。

代表的なものを紹介します。

WAN
ワン。Wide Area Networkの略。

ルーターから見て 外側のネットワーク、インターネット側を指します。

モデムとルーターの接続では モデムからのLANケーブルを 必ず WANポートに接続します。

WANやInternetと記載されていたり、ポートの色が異なっていることがあります。

WANの反対が、LAN(Local Area Network)です。

内側のネットワーク、つまりパソコンや周辺機器は ルーターのLANポートに接続します。

DHCP
ネットワーク内のパソコンや機器へ自動的にプライベートIPアドレスを割り当てる機能。

DHCPサーバーともいいます。

ルーターはこの機能をもっており パソコンや機器をLANで接続すれば勝手にIPアドレスを取得し、ネットワークに繋がります。

PPPoE
PPP over Ethernet。電話回線などのインターネット接続でも使われていた PPPを Ethernet上で実現したもの。

プロバイダのIDやパスワードを入力することで インターネット接続ができます。

ルーターがインターネット接続を維持するため パソコン側での設定は不要です。

WAN側IPアドレス
インターネットにおけるIPアドレス。つまり現在のグローバルIPアドレスを指します。

一部のルーターでは WAN側IPアドレスを表示するものがあります。

LAN側IPアドレス
ネットワーク内におけるルーターのIPアドレスです。プライベートIPアドレスになります。192.168.~.1 などとなっています。

通常は初期値のまま変更することはありません。

UPnP
UPnP対応のゲームやアプリケーションを使う際に有効にします。

通常は特に扱う必要はなく デフォルトでは無効になっていることが多く、変更することはありません。

Default Gateway
デフォルトゲートウェイ。ネットワークとネットワークの境界にある出入口。

通常は デフォルトゲートウェイといえば ルーターを指します。

DMZ
非武装地帯という意味。

社内の公開したいサーバーなどを DMZにおき 社内のネットワークは安全に運用したいときに使います。

DMZでは 外部に情報を公開しますが、社内ネットワークには入ってこれないようになっています。

NAT
ナット。プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを変換して通信する技術。

インターネット側からは グローバルIPアドレスをもつルーターしか見えないため LAN内のどのパソコンからアクセスがあったかは分かりません。

ルーターの導入が セキュリティ上重要であるといわれる所以です。

NAPT
ナプト。PAT、IPマスカレードともいいます。

NATは 基本的にプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で変換しています。1台のPCが通信中の場合は 他のPCは待たなければなりません。

NATPでは、ブライベートIPアドレスにポート番号の情報も加え、複数のPCから通信があってもポート番号をおきかえたり、変換したりします。

これにより 複数台のパソコンがインターネットに同時接続できるようになります。

ルーターに標準搭載されている機能です。

何に役立つか?

基本的なことを簡単に紹介したのですが、これが何の役に立つか?といいますと、

1.インターネット設定を自力で行える

まず自分でインターネットの接続設定ができるようになることがあげられます。

ルーターに設定さえすればいいので、パソコンに何か設定する必要はないということです。

インターネット設定というのは ルーターが維持していて パソコンは単にルーターと必要な情報・パケットをやり取りしているだけになります。

複数台のパソコンを繋いでインターネットができるのも ルーターが各パソコンと高速にやり取りしているというわけです。

2.インターネットトラブルに対応できる

例えばインターネットに繋がらないというトラブルが起きたとします。

この時 何を確認するか?というと やはりルーターなのです。

ルーターとパソコンの通信が確立しているかは 先程のIPconfigで調べることができます。

ルーターと接続されているにも関わらず インターネットに繋がらないなら ログインして インターネットの接続状況を確認できます。

ルーターの管理画面内で 正常にインターネットが繋がっていれば 接続中、回線接続中などとなっています。

逆に 繋がっていない場合は 接続エラーなどと出ます。

インターネットトラブルが起きた時に 「ルーターはどうなのか?」を調べることは問題を切り分ける上でかなり大切なポイントになります。

3.ネットワーク機器の設定

ルーターがIPアドレスを割り当てるので ネットワーク機器は ルーターのIPアドレスと系統が同じになるという認識は大事です。

つまり先程もいいましたように ルーターのIPアドレスが192.168.1.1なら ネットワークプリンターは192.168.1.4、無線LANアクセスポイントなら 192.168.1.5などになります。

これを常に意識しておくだけで違います。

例えばルーターに無線LANのアクセスポイントをつないだら アドレスはどうなるか?どうあるべきか?というのを考えます。

そうすると ネットワーク機器のIPアドレスの設定箇所が出てきても 慌てずにルーターを起点としたIPアドレスを設定したりすることができるようになります。

このように「ルーターの存在」を念頭においておけば インターネットやネットワークを全体的に捉えることができるようになります。


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