ISOファイルとは
ISOファイルは、拡張子 .isoとなっているファイルのことです。
このISOファイルというのは、通常のファイルとは少し違っていて、複数のファイルで構成されているものを、ひとつのファイルとして扱います。イメージファイルともいいます。そして、CDやDVDなどに書き込むことでプログラムのように動作させることもできます。
ISOという言葉は、このひとつのファイルにする方法が、国際規格であるISOによるものからきています。
ISOファイルは、OSの機能で書き込む方法と、ライティングソフトを利用して書き込む方法とがあります。
Windows ディスクイメージ書き込みツール
Windows 7以降のOSには、標準機能としてISOファイルの書き込み・ライティングができるようになっています。
ISOファイル上で、ダブルクリックか右クリック→ディスクイメージの書き込み。
Windows ディスクイメージ書き込みツールが起動します。書き込み後のディスクの確認をする場合は、チェックを入れて光学ドライブにディスクを入れ、書き込みをクリックします。
CDかDVDのどちらを使うかは、そのISOファイルの容量を確認して決めます。
書き込み中です。
書き込みが終わった画面。閉じるで終了です。
このように Windows 7以降のOSでは、簡単にISOファイルの書き込みができます。
ライティングソフト
パソコンにインストールされているライティングソフトやフリーソフトなどでも、ISOファイルをライティングすることができます。
近年では、ほとんどすべてのライティングソフトが、ISOファイルの書き込みに対応しています。
例1.ライティングソフト。
例2.ライティングソフト。
このように、ISOファイルには決まったライティング方法があります。例えば、バックアップのようにISOファイルをコピーして、CDやDVDに書き込むという方法では、ISOファイルとして動作させることはできません。
このようなファイルの主な用途は、Windowsが起動する前に行うハードウェア診断ソフトウェアの作成、Linux OSのインストールディスクの作成などがあります。
また、MicrosoftからWindows 10のISOファイルがダウンロードできるため、Windows 10のインストールディスクを作成することもできます。