不正侵入を防ぐ
ファイヤーウォールとは、直訳すると防火壁という意味です。発音によっては、ファイアーウォールともいいます。インターネットからの不正侵入を防ぐシステムのこと。
ファイヤーウォールには、Windowsに付いているもの、セキュリティ対策ソフトに付いているもの、ルーターが有しているもの、企業で導入されるものと様々です。不正侵入を防ぐという役割は同じです。
Windowsやセキュリティ対策ソフトのように、個人のパソコンにおいてソフトウェアで管理するものを、パーソナルファイヤーウォールといいます。
Windows
WinodwsのOSには、ファイアウォール機能がはじめから付いています。
インターネットやネットワーク内の他の機器など必要な通信と必要ではない通信を区別して管理しています。
出荷時・購入時に、Windowsファイヤーウォールは有効になっています。パソコンを使用するにあたっては適切な設定になっているため特別に変更したりする必要はありません。
Windows 10では、Windows Defenderというセキュリティ対策ソフトがファイヤーウォールを管理しています。ファイアウォールの状態を確認することができます。
コントロールパネル→Windows Defender ファイアウォール。
Windows Defender→ファイアウォールとネットワーク保護。
セキュリティ対策ソフト
セキュリティ対策ソフトにもファイヤーウォール機能があります。
インターネットやネットワークでの通信を管理し、不適切な通信・不審な通信がないか監視しています。場合によっては、ファイヤーウォール機能で通信をブロックすることもあります。
セキュリティ対策ソフトのファイアウォール。
ファイヤーウォール機能を持つセキュリティ対策ソフトをインストールすると、Windowsのファイヤーウォール機能は無効になります。セキュリティ対策ソフトのファイヤーウォール機能が優先されます。
例:無効化されたWindowsのファイヤーウォール。
セキュリティ対策ソフトには、ファイヤーウォール機能があるもとないものとがあります。
ルーター
ルーターは、パケットフィルタリング機能を有しており、必要な通信と不必要な通信を区別して、不必要な通信はネットワーク内に入れない機能があります。
またNATとよばれる、IPアドレスを変換し外部からLAN内のパソコンが見えないようにする技術が使われています。
ルーターの導入はファイヤーウォールを設けることにもなるので、セキュリティは強化されます。
例:NTTのルーター。
個人の場合、パーソナルファイヤーウォールとルーターが導入されているならば、一般的なファイヤーウォールは構築できているということになります。