見る、実践する

何事も実践してこそ知識を自分のものにしていくといわれます。

百聞は一見に如かずといい、何回も聞くよりも直接見たほうが早いです。また見るだけよりも、直接手に触れるとより理解が深まります。

直接手に触れ学習することを ハンズオンといい、学習効果があるためしばしば教育分野で用いられています。

パソコンを自作するということは、直接見たり手に触れて作業したりしますので、パソコンや構成しているパーツの知識は身に付きやすいといえます。

見る

これはBTOパソコンでもいえることですが、ケースのサイドパネルを開けて内部を眺めるだけでも理解は進むでしょう。

「これが電源か、これがハードディスク・・」と見ているだけなのですが、基本的なパーツ構成が分かってきたり、そのパーツの形やどういうケーブルが繋がっているかなどが分かってくるからです。

つまり、実践する前の段階、見るだけ眺めるだけでも身に付いてくるものはあります。

自作パソコンの場合は、それぞれのパーツを手に取って組み立てるわけですから、パーツの名称と外観、重さなどがよく理解できるようになります。

感覚を得る

いろいろパソコンパーツというのはありますので、これを増設したらこうなるとか、早くなるとか雑誌などでもよく紹介されています。

実際のところは、やってみるのが一番はやいのです。

例えば、メモリーがあります。

メモリーを増設するとパソコンの動作が早くなるとよくいわれます。

実際に増設するとパソコンが早くなるので、「メモリーを増設したらこういう感じなのか」というのが分かります。パソコンの起動もそうですが、ソフトを立ち上げた時も増設前と増設後では、微妙に違うわけです。

感覚として身に付きます。

次にCPUグリスを例にあげてみます。

CPU温度が高い、ファンの音がうるさいなどで、実際にCPUグリスを交換するとします。

交換後、CPU温度が下がったり、ファンの音が静かになったりすると、やはりこれもCPUグリスの理解を深めることになります。「CPUとヒートシンクの間に塗るあのグリスに、こういう効果があるんだ」というのが体感できます。

最近の例では SSDがあります。

SSDにするとパソコンが高速化するというのは、よくいわれていることです。

実際に交換してみると、ハードディスクの時に比べて格段にパソコンが高速化するのを目の当たりにすることもできます。

交換作業を経験することで、ハードディスクとSSDの見た目の違いや、駆動方法の違い、OSに与える影響の違いなどを体験することができます。

OSのパフォーマンスがいかにストレージに左右されているかを知ることもできるでしょう。

実践するということは、パソコンパーツを実際に手に取って作業することにもなりますので、パーツそのものへの理解が深まります。そして交換後に効果が出れば、そのパソコンパーツの役割や影響を感覚として得ることができます。

こうした感覚を得るというには、自分のものになってくることになります。「これをしたら、こういうふうに良くなるよ」と人にも伝えられるということです。

失敗や問題

時には失敗することもあるかもしれません。

パーツの破損や相性の問題などです。

しかし最近のパソコンパーツというのは、以前に比べるとかなり堅固です。そう簡単に壊れることはありません。

保証期間も長くなっていて、メモリーなら永久保証であったり、電源やストレージ(HDD・SSD)なども3年間~5年間などの長期保証も付いています。相性の問題もほとんどないというのが現状です。

それほど恐れる必要はないのです。

時には失敗もそれが後々生きてくることもあります。1度失敗すれば、2回目以降は同じ過ちを繰り返すことが少ないためです。

またなぜか動作しない、うまくいかないということもあるかもしれません。

しかしこうした壁に直面してこそ、検索して調べたり、いろいろな試行錯誤を行うこともあります。こうした壁や問題に直面して解決していく過程のなかでパソコンの知識をさらに得ていくというのはあります。

トラブルはむしろパソコンの知識を得ていくいいきっかけともなります。

つまり、実践していく中でうまくいかないことがあっても、長い目でみると自分にパソコンの知識が身に付いていくことにもなります。


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