SMALL関数(小→大の順位)

スモール

SMALL関数は、数値データの小さな順から指定した順位を返す関数です。順位は数値の小さなデータからになります。

例:SMALL関数を入力。セル範囲と順位(1番目)を指定。

SMALL関数

Enterで結果が表示されます。最も小さなデータになります。

1番目のデータ

例:セル範囲と順位(2番目)を指定。

セル範囲と順位を指定

Enterで結果が表示されます。2番目に小さなデータになります。

2番目のデータ

例:SMALL関数を入力。セル範囲とセルを指定。

SMALL関数

オートフィルの結果。D列を1~3だけにすると数値の小さい順に3つ、データの個数と同じ数にすると並べ替えのように表示させることができます。

オートフィルの結果

SMALL関数の1番目のデータは、MIN関数と同じになります。

SMALL関数は、第2引数の数字を変えて 2番目、3番目、4番目などのデータも表示することができます。セル範囲にあるデータの個数を超えた数値を入力するとエラーになります。

同じ順位に2つ同じ数値がある場合は、2つとも表示されます。例えば、52が2つある場合 1番目52、2番目52となります。3番目から別の数値が続きます。

データの中から数値の小さいものを調べる際に使うことが考えられます。例えば、経過時間の短いもの、誤差の少ないものなどがあげられます。

SMALL関数と反対の関数は、LARGE関数になります。SMALL関数は数値の大きなデータからの順位、LARGE関数は数値の小さなデータからの順位が表示されます。