SEQUENCE関数(数列・配列)

シークエンス

SEQUENCE関数は、指定した引数から数列や配列を返す関数です。Seqenceとは 連続や順序の意味。この関数は、主にMicrosoft 365でサポートされています。

引数には、行数・列数・開始値・増分値の4つがあります。結果はスピル配列として表示されます。

例:SEQUENCE関数を入力。行数3・列数4・開始値5・増分値10。

SEQUENCE関数

Enterで結果が表示されます。3行4列の配列で 左上に開始値5、増分値は10となります。

3行4列の配列

例:SEQUENCE関数を入力。第1引数の行数8のみ入力します。

行数のみ入力

Enterで結果が表示されます。8行1列、開始値1、増分値1の数列(配列)となります。

数列

SEQUENCE関数を入力。行数8、列数省略、開始値2、増分値4。(列数1と入力可)

行数・開始値・増分値を入力

Enterで結果が表示されます。8行1列、開始値2、増分値4の数列(配列)となります。

等差数列

第2引数~第4引数までは省略できますが、省略した場合は デフォルトで1の値をとります。

SEQUENCE関数は、開始値と増分値があることから 等差数列を作成できるということができます。等差数列とは、数値の間隔が等しいものをいいます。

複数の列のある表のような形式に、等差数列を入力するというのは使用機会がかなり限定されますが、1列であれば 一般的な等差数列を作成することができます。

等差数列は、excelの数式とオートフィルでも作成できるため、必ずしもSEQUENCE関数が必要になるというわけではありません。ただ、スピル配列で表示されるため、50行や100行、あるいはそれ以上の等差数列(1から始まる数列を含む)を 関数入力後 Enterですぐに表示できるという特徴があります。