クアタイル・インクルーシブ
QUARTILE.INC関数は、データの四分位数の値を返す関数です。
四分位数とは、データを大きい順に並び替えて25%ごとに分割し、小さい方から第1四分位数(25%点)、第2四分位数(50点)、第3四分位数(75%点)としたものです。
引数には、データの範囲、戻り値(0~4)を使います。
戻り値は、0~4の値を入力します。0が最小値、1が第1四分位数、2が第2四分位数(中央値)、3が第3四分位数、4が最大値となります。
例:QUARTILE.INC関数を入力。戻り値に1を指定。
第1四分位数が表示されます。
例:戻り値に2を指定。
第2四分位数が表示されます。中央値になります。
例:戻り値に3を指定。
第3四分位数が表示されます。
第3四分位数から第1四分位数を引いたものが、四分位範囲となります。この例では、77-64.5=12.5となります。
QUARTILE.EXC関数とほぼ同じですが、計算方法が異なるため、第1四分位数や第3四分位数の数値が若干異なります。QUARTILE.INC関数の方が少し内側の値をとります。また引数として、0・4の最小値・最大値も指定することができます。