ある割合に該当する金額や数値は分かっているものの、元の(全体の)金額や数値が分からないということがあります。
例えば、以下のようなものがあります。
こういった場合、元の金額・数値をAとし、結果である金額・数値をBとすると、
A×パーセント=Bなので、A=B÷パーセントとなります。
電卓やExcelでは、8400÷75%のようにすれば元の金額・数値を算出することができます。あるいは、パーセントを小数点表記に変更して、8400÷0.75のようにします。
Enterで結果が表示されます。
小数点表記は、112%なら1.12、110%なら1.1、1.5%なら0.015となります。
実際のところ、この8400÷0.75という数式はあまり直感的ではないところがあります。そのため、小数点を分数にして、A×75/100=Bなので、A=B÷75/100、すなわち A=B×100/75で、Bに割合の逆数を掛けていると理解するとわかりやすくなります。
他に似たような例として、以下のようなものがあります。
このような場合も、結果として出ている金額・数値とそれが全体の中に占める割合に着目して、元の金額・数値を算出します。上記の例では、3977÷0.82=4850、8295÷0.875=9480となります。