元の金額・数値

ある割合に該当する金額や数値は分かっているものの、元の(全体の)金額や数値が分からないということがあります。

例えば、以下のようなものがあります。

  • 75%の先払い金額である8,400円
  • 34%の顧客である289名
  • 112%の達成率で54320個
  • 110%(10%の消費税込み)で11,800円
  • 2%の不良品である57個
  • 1.5%のポイント還元で750ポイント

こういった場合、元の金額・数値をAとし、結果である金額・数値をBとすると、
A×パーセント=Bなので、A=B÷パーセントとなります。

電卓やExcelでは、8400÷75%のようにすれば元の金額・数値を算出することができます。あるいは、パーセントを小数点表記に変更して、8400÷0.75のようにします。

Excelでの除算

Enterで結果が表示されます。

元の金額・数値

小数点表記は、112%なら1.12、110%なら1.1、1.5%なら0.015となります。

実際のところ、この8400÷0.75という数式はあまり直感的ではないところがあります。そのため、小数点を分数にして、A×75/100=Bなので、A=B÷75/100、すなわち A=B×100/75で、Bに割合の逆数を掛けていると理解するとわかりやすくなります。

他に似たような例として、以下のようなものがあります。

  • 82%(18%の割引)で3,977円
  • 87.5%(12.5%の手数料が引かれて)で8,295円

このような場合も、結果として出ている金額・数値とそれが全体の中に占める割合に着目して、元の金額・数値を算出します。上記の例では、3977÷0.82=4850、8295÷0.875=9480となります。