トラブルシューティングの最も基本的な操作

セーフモードというのは、パソコンが必要最低限の機能で動作するモードのことです。

パソコンの調子が悪い時や、トラブルで正常な動作ができない時などにパソコンをセーフモードで起動して原因の究明にあたるというのが一般的な使い方です。

パソコンが正常に起動しない時やスパイウェアの検索、駆除の時でも利用することはありますので、パソコン初心者でもセーフモードの起動と解除の方法は、知っておいたほうがいいでしょう。

一般的な方法としては、起動時に F8キーを使う方法と、msconfigでシステム構成ユーティリティ画面で設定する方法とがあります。

Windows 98、ME

かなり古いOSですが、98やMEは 起動時にキーボードのCtrlキーを使います。

Windows 98

  1. パソコンの起動時、画面にメーカーのロゴが表示される
  2. Ctrlキーを押したままにする
  3. Microsoft Windows 98 Startup Menuが表示される
  4. 矢印のカーソルでSafe modeを選択し、Enterキー
  5. 106 日本語キーボード→半角/全角を選択
  6. Windowsがセーフモードで起動
  7. 再起動で、自動的にセーフモードは解除

Windows ME

  1. パソコンの起動時、画面にメーカーのロゴが表示される
  2. Ctrlキーを押したままにする
  3. Microsoft Windows Millennium Startup Menuが表示される
  4. 矢印のキーでSafe modeを選択してEnterキー
  5. Windowsがセーフモードで起動
  6. 再起動で、自動的にセーフモードは解除

Windows 2000~7

Windows 2000~7までは、起動時にキーボードのF8キーを押すことで、メニュー画面に入ることができます。

Windows Vista、7

  1. パソコンの起動時、画面にメーカーのロゴが表示される
  2. F8キーを押す もしくは押したままにする
  3. 詳細ブートオプション メニューが表示される
  4. F8キーをはなす
  5. 矢印キーでセーフモードを選択し、Enterキー
  6. セーフモードで起動してきます
  7. 再起動で、自動的にセーフモードは解除

Windows 2000、XPは、Windows 拡張オプション メニューが表示されるのでセーフモードを選びます。

詳細ブートオプション

一番はじめのメーカーロゴが完全に消えた後に押します。早すぎると別の画面が出ることがあります。

Windows 8以降のOSでは、起動時にF8キーでセーフモードに入る方法はなくなりました。

msconfig Windows XP~10

Windows 2000以降のすべてのOSで、msconfig からセーフモードに入ることができます。

「ファイル名を指定して実行」あるいは検索窓から msconfig と入力してシステム構成ユーティリティ画面を出します。

左下スタート→ msconfigと入力してEnter

msconfig

システム構成ユーティリティが起動します。ブート→セーフブートにチェックを入れOK。

システム構成ユーティリティ

メッセージが出るので再起動を選択

再起動

Windowsがセーフモードで起動します

セーフモード

通常起動に戻すときは、システム構成ユーティリティのセーフブートのチェックを外します。

OK

Vistaの場合、再起動時にタスクトレイアイコンからメッセージが出るときがあります。アイコンを右クリックして、システム構成ユーティリティを開きます。

アイコン

チェックを入れ閉じます。

チェック

セーフモードで、LAN(インターネット)を有効にしたい場合は、システム構成ユーティリティで セーフブートのネットワークにチェックを入れます。


Windows 8.1、10

Windows 8.1や10では、msconfigの方法とは別に 設定項目からの再起動で、セーフモードに入ることもできます。

Windows 8.1ならアプリのPC設定、Windows 10なら 検索窓に「起動」とか入力すると設定画面。

今すぐ再起動をクリック。

設定画面

再起動後、トラブルシューティング。

トラブルシューティング

詳細オプション

トラブルシューティング

スタートアップ設定。

トラブルシューティング

一度 再起動させます。

トラブルシューティング

キーボードで該当する数字を押すと そのモードで起動します。セーフモードなら 4、セーフモードとネットワーク有効なら 5。

セーフモードを選択

セーフモードで起動。

セーフモード

Windows 8.1、10 起動しない場合

Windows 8.1や10では、起動時にF8キーを使ってセーフモードに入るという方法はなくなりました。

なんらかの理由で正常起動できない場合は、「詳細オプション」のメニューが出てくるので、ここからセーフモードで起動できるかどうか試すことができます。

セーフモードへの入り方は、上の方法と同じです。

  1. 詳細オプションをクリック
  2. トラブルシューティング
  3. 詳細オプション
  4. スタートアップ設定
  5. 「セーフモードを使う」を選択

詳細オプション

起動しない場合、一旦 再起動ボタンで 自動修復されないかどうか試してみて、それでも起動しないなら、セーフモードに入るという流れです。

具体的な使い方

セーフモードでは、様々なことができるのですが ここでは簡単な例のみ紹介します。

セーフモードで起動するか否か

Windowsが起動しない場合、セーフモードで起動できるかどうかは、重要な分岐点になります。

確実な見分け方ではありませんが、一般的に セーフモードで起動できる場合は、修復やデータ救出を行いやすく、セーフモードで起動できない場合は、ハードウェアトラブルやファイルシステムの論理障害などが起きており 修復がやや難しいということができます。

ウイルス感染

ウイルスやスパイウェアに感染した時に、通常のデスクトップ画面では操作が何もできない、ポップアップなどが出てどうしたらいいのか分からないということがあります。

こういうときは、セーフモードにてWindowsを起動させます。

こうすることで、活動が停止するウイルスやスパイウェアというのは多く、パソコンの最低限の操作が可能となりますので、ここでウイルス・スパイウェアの検索・駆除を行うということもできます。

Windowsが起動しない

Windowsが起動しないという場合に、一番最初に試すのがセーフモードで起動できるかどうかです。

セーフモードとネットワークで起動し ハードディスクの簡易診断ソフトである CrystalDiskInfoをダウンロード・インストールし ハードディスクの状況を確認するということもできます。

アプリケーションか否かの特定

何らかのプログラムのバグや競合で、CPUやメモリーの使用率が上がり、極端にパソコンが重くなる、使える状態でなくなるということもあります。

セーフモードでは、必要最低限の機能のみで立ち上げるため、ウイルス対策ソフトや各種アプリケーションは無効化されます。

セーフモード上で同じような状況にならなければ、通常起動時における 何らかのアプリケーションやドライバの不具合だと考えられます。


Q&A

Q.拡張オプションメニューや詳細ブートオプションメニューにセーフモードとネットワークというのがありますが、これは何ですか?

A.セーフモードでLAN(インターネット)を使用するときは、セーフモードとネットワークを選択します。通常のセーフモードではLAN(インターネット)は利用できません。

システム構成ユーティリティの場合はNETWORK(XP)、ネットワーク (Vista)にそれぞれチェックを入れると、セーフモードでLAN(有線LAN)が有効になります。

Q.セーフモードでも起動することができません。(・_・;)

A.ハードウェアの故障など 致命的な問題が起きている可能性もあります。ハードディスクの故障でセーフモードでも起動できないということは しばしば起きます。