Windowsムービーメーカーの使い方

動画を作成するというのは、大きく3種類に分けることができます。

  • 複数の写真を使ったスライドショームービー
  • ひとつの動画もしくは複数の動画を組み合わせた動画
  • 写真と動画を組み合わせた動画

動画の編集というのは、

  • 写真と写真、動画と動画などのコマの間の切り替え効果
  • 字幕の追加
  • 動画の不要な部分のカット
  • 特殊効果
  • 音楽の追加

などです。このような作業は いわゆる動画編集ソフトで行います。

動画作成・編集の基礎知識

動画作成や編集では 一般的によく使われる言葉があります。

スライドショームービー

複数の写真を使って作成した動画。様々な効果・演出を追加して 1つの動画ファイルにすることができます。

タイムライン

動画の編集画面で表示されます。動画全体を示す帯状のもの。

素材となっている写真や動画、音楽、どういう効果・演出を加えているかが分かるようになっています。

プロジェクトファイル

動画を作成・編集する上では 最も重要なファイル。

プロジェクトなので 「計画」とか「設計」の意味。編集内容などがすべて記録されていて 動画が完成するまでにプロジェクトファイルで編集や修正を重ねていきます。

写真や動画、音楽など素材を追加したり 編集を加えたら まずプロジェクトファイルとして保存し、次回編集する際もプロジェクトファイルを開いて続きを行います。

完成したら動画ファイルとして保存しますが、後から編集することもできるように基本的にプロジェクトファイルは残しておきます。

カット

繋がっている1つの動画のこと。複数の動画を組み合わせている場合は その分だけカットがあります。

トリミング

動画の必要な箇所だけ切り抜くこと。

例えば 1分間の動画で 30秒~40秒の動画だけ使うという場合、前半の30秒と後半の20秒を編集ソフトで切り取ることができます。

トランジション

写真と写真の移り変わるタイミング、動画ならカットとカットの間のこと。作成される動画の多くで トランジションに何らかの効果を付けます。

クロスフェード

トランジションでよく使われる効果。前の写真・動画が少しづつ消えて行く中で 次の写真・動画が現れてきます。

フェードインとフェードアウト

例えば音楽なら、少しづつ音量が上がり聞こえてくるのがフェードイン、逆に少しづつ音量が下がり消えていくのがフェードアウト。

タイトルとクレジット

動画の冒頭部分と終わりの部分。映画などでは必ず使われています。オープニングとエンディングです。

タイトルで動画のタイトルを表示、クレジットで出演者・撮影場所などを表示します。クレジットのことをエンディングロール、エンドロールともいいます。

テロップ

字幕のこと。キャプションともいいます。動画編集ソフトでは、指定した場所にテロップを入れることができます。

テロップは 大きさやフォントを設定したり、効果を付けることができます。

スローモーションとファストモーション

動画の再生速度を遅くしたり早送りしたりすること。動画ではよく使われる手法です。

スライドショームービーでは、写真の表示時間を短くするか長くするかで調整します。


Winodows ムービーメーカー

Windowsのパソコンでは Windows ムービーメーカーという動画作成・編集ソフトが使用できるようになっています。

Windows ムービーメーカー

Windows ムービーメーカーは 複数の写真を使って スライドショームービーを作成したり、撮影した動画を組み合わせ編集したりと 比較的簡単に動画が作成・編集できるになっています。

市販されている動画編集ソフトに比べると機能が絞られていたり、動作がやや遅いというのはありますが、動画作成の基本となる箇所はおさえているので、練習用や入門者用としては勉強になるソフトです。

写真を使ったスライドショームービー

スライドショームービーは ほとんどの動画編集ソフトで作成することができます。

Windowsムービーメーカーで作成する方法を見てみましょう。

まずスライドショームービーにしたい写真を用意して、フォルダに入れます。

フォルダに写真を入れる

Windowsムービーメーカーを起動して 使用したい写真をドラッグして入れます。この場合 写真がコピーされているわけではありません。

Windowsムービーメーカーを起動

再生ボタンを押すと 写真上のカーソルが動いて スライドショーになります。

再生ボタン

写真は マウスで選択しドラッグして移動させることができます。好みの順番に並べることができます。

写真の移動

オートムービーは、スライドショーの雛形を設定することができます。デフォルトでは 一番左で何も効果や演出がないじょうたいになっています。

オートムービーというのは あくまで雛形なので 一部分だけ設定を変更したり 削除したりすることはできます。

また必ずしもオートムービーにしなければならないというわけではありません。

オートムービー

オートムービーをどれか選択すると タイトルやクレジット部分が追加され 写真と写真が切り替わる際の効果、写真を拡大・縮小するような効果も追加されます。

  • タイトル・・・スライドショームービーの冒頭・タイトル部分
  • クレジット・・スライドショームービーの終わり・エンディング部分

いくつか選んで 再生するとスライドショームービーの雰囲気が掴めます。

タイトルとクレジット

タイトルやクレジットのピンクの部分をクリックして テキストの変更ができます。またテキストツールの特殊効果も選ぶことができます。

  • 特殊効果・・・タイトルとクレジットのテキストの演出

特殊効果はテキストツールのタブなので、テキストの演出のみ反映されます。

テキストの変更

クレジット部分で不要なコマがあれば 選択して削除することができます。右クリック→削除、あるいは選択して Deleteキー。

削除

次に写真を選択します。

アニメーションタブの切替効果と移動・拡大から好みの設定にすることができます。

オートムービーにすると はじめから何らかの切替効果や移動・拡大の設定が行われていますが 自分で選ぶこともできます。

  • 切替効果・・・写真と写真が切り替わる時の演出
  • 移動・拡大・・1枚の写真が流れている時の演出

1コマづつ個別に設定することができます。

切替効果と移動・拡大

音楽の追加。公開するときは著作権に注意します。通常はライセンスフリーの音楽を使います。

ホームタブの音楽の追加からダウンロードしている音楽を選びます。

音楽の追加

追加するとタイムライン上に 音楽を示す緑色の帯が表示されます。

緑色の帯

音楽に関する設定は 音楽ツールから行います。よく使われるのは フェードインとフェードアウトという設定です。

  • フェードイン・・・だんだん音が聞こえてくる
  • フェードアウト・・・だんだん音が消えていく

音楽の設定

音楽を追加しても タイトルやクレジット、写真の切り替え効果、演出、各写真へのテキスト追加など編集は行うことができます。

保存方法は、2通りあります。

プロジェクトの保存とムービーの保存です。

  • プロジェクトの保存・・編集用ファイル。必ず保存しておいたほうがよい
  • ムービーの保存・・・完成品。アップロード用やDVD用。

保存

プロジェクトの保存(上)とムービーの保存(下)。

再生

Windows Media Playerなどで再生されるので完成品を確認したり、Youtubeなどにアップロードすることができます。

タイトル、クレジット、テキストの特殊効果、画面切り替え、移動・拡大、音楽のフェードイン・フェードアウトなどの編集を行っています。

動画を組み合わせる

それでは 次に動画を編集してみましょう。

動画も基本的にスライドショームービーの作成と同じです。

写真の部分が 動画になるだけです。ただその分 パソコンの負荷は高くなり 重くなったり 止まったようになることもあります。

スペックの低いパソコンでは 作業がなかなか思うようにいかないので注意しなければいけません。

方法は スライドショームービーと同じですが、スライドショームービーのように まとめて複数の写真をムービーメーカーに読み込ませるよりも、ひとつづ読みこませ 編集する方がよいです。

構成する動画をひとつづつ完成させて まずは全体の動画を作るという感じです。

タイトルやクレジット、効果や演出はその後に行います。

また長時間の動画は Windows ムービーメーカーでは向いていません。

数秒~数十秒、数分ぐらいまでのものが適切です。

動画ファイルをひとつ入れてみます。

左下にバーが出て Windows ムービーメーカーが動画ファイルを読み込んでいます。読み込みが終わるまで待ちます。

動画ファイルの読み込み

再生ボタンを押すと 動画ファイルがムービーメーカー上で再生されます。

動画の使用する部分を決めて 不必要な部分をカットします。この作業は、ビデオツールの分割やトリミングで行います。

分割とトリミング

動画上のカーソルを動かし、分割して不要な方を削除したり、トリムツールで必要な部分だけ残すことができます。

必要な部分

使用する動画を追加→分割・トリミングを繰り返し 最終的に使いたい動画だけを残します。

動画の追加

ここまで来たら あとは写真を使ったスライドショームービーと同じです。

オートムービーにしたり、タイトルとクレジットの追加、キャプションの追加、動画と動画の間の切替効果、音楽の追加など編集を行います。

編集

プロジェクトの保存、ムービーの保存もスライドショームービーと同じです。

保存

ムービーの保存で作成された動画ファイルは、再生したりアップロードすることができます。

スライドショームービーと動画では、スライドショームービーの方が動作も軽く 簡単に作成ができます。

まずは写真を使い スライドショームービーを作成して Windowsムービーメーカーの機能に慣れてから 動画編集をしたほうがスムーズにいきます。


動画編集ソフト

Windows ムービーメーカーだけ紹介しましたが、他に動画編集ソフトには以下のものがあります。

1.Cyberlink PowerDirector

POWER DVDというDVD再生ソフトで有名。サイバーリンク。

動画編集で利用しているユーザーは多く、動作が軽量で操作もしやすいのが特徴。

体験版を利用できます。

2.Adobe Premiere

パーソナル向けのAdobe Premiere Elementsと、プロフェッショナル向けのAdobe Premiere Proがあります。

ともに体験版有り。

3.SONY MOVIE STUDIO

SONYの動画編集ソフト。

SONY製ということもあり、比較的安定した評価のある動画編集ソフト。

無印、Platinum、Suiteがあり 全バージョン試用版があります。