BIOSの基本的な操作方法

BIOSとは、Basic Input Output Systemの略で、デスクトップパソコンやノートパソコンのマザーボード上に搭載されているプログラムです。

BIOSの設定は通常あまり扱うことはありませんが、パソコンにトラブルが生じたときやハードディスクやメモリーなどのハードウェアを追加した場合に、BIOSを確認したり設定を変更したりすることがあります。

BIOSの画面・項目はパソコンのメーカーや機種により多少異なりますが、どのパソコンでも基本的な内容・操作方法は共通しているので、知っておくとどんなパソコンでもある程度は対応できるようになります。

基礎知識

1.BIOSの種類

BIOSの種類は、大きく分けてAMI BIOSとAward BIOS(Phoenix BIOS)の2種類があります。パソコンメーカーやマザーボードメーカーは、主にこの2種類のBIOSいずれかを独自にカスタマイズして組み込んでいます。

  • AMI BIOS
  • AWARD BIOS

2.BIOS画面への入り方

ほとんどのパソコンが電源投入後のメーカーロゴ画面、マザーボードロゴ画面でF2キーかDeleteキーを押してBIOS設定画面に入ります。

メーカー製パソコンでは、F2キーが最も多く使われます。

  • F2キー
  • Deleteキー

3.BIOSの操作方法

基本的にキーボードのみでの操作になりますが、マウスを使うことができるものもあります。BIOS画面の下部などにキーボードのどのキーが、どの作業を行うかが表示されています。標準的に使用されるキーは下記の通りです。

  • Escキー(エスケープキー) キーボードの左上などにある
  • Enterキー
  • カーソルキー(←↑→↓)

4.BIOSのメニュー

BIOS画面は項目ごとにいくつかのメニューに分類されています。Award BIOSとAMI BIOSによる違い、またパソコンメーカーやマザーボードメーカーによるカスタマイズや、省略されていたりする部分はありますが、基本的な構成は変わりません。BIOSのメニューは大別すると下記の通りです。

  • System Info・・・基本的なパソコンの構成
  • Advanced CMOS Setup・・・詳細
  • Power Management Setup・・Power、電源
  • Boot・・・起動デバイスの選択
  • Exit・・・終了

5.よく使う項目

BIOSで確認したり、設定するのは例として以下のようなものがあります。

  • ハードウェア構成の確認
  • CPU温度、CPUファン回転数の確認
  • 起動順位の変更
  • BIOSバージョンの確認
  • 診断ユーティリティソフトの起動

診断ユーティリティソフトとは、ハードディスクやメモリーなどのハードウェアの診断を行うソフトです。メーカーによっては、BIOSから起動させるようになっているものがあります。またリカバリーやデータ消去などを行うソフトもBIOSから起動させることがあります。

Ctrl+Alt+Delete

BIOSに入り、もし分からなくなったら キーボードのCtrl+Alt+Deleteを押して パソコンを再起動させることができます。

一旦 BIOSに入ったものの操作の仕方がわからないとか、出る方法が分からない、もしくは特に設定を変更せずに確認だけ行ったという時は、Ctrl+Alt+Deleteを押して パソコンを再起動させるだけで構いません。

初期値に戻す

BIOSには、初期値や標準値に戻す、出荷時状態に戻すという項目が必ずあります。英語では Load Defaultsなどの表記です。

BIOSは、出荷された時点でそのパソコンにとって最適な設定になっていますので、設定を変更したりすることはあまりないのですが、もしいろいろ扱いすぎたり、もう一度やり直したいときは、初期値に戻すことができます。


デスクトップパソコンの例

例として DELLのデスクトップパソコンでBIOSに入ってみます。

DELL

電源を入れた画面。よく見ると画面右上に、F2 = Setup、F12 = Boot Menu とあるのがわかると思います。ここでキーボードのF2キーを押します。

F2

メニューがいくつかあります。英語になっています。DELLや自作パソコンなどのBIOSでよく使用される AMI BIOSです。キーボードのカーソルキー(←↑→↓)で移動させることができます。ここではSystem Infoで Enterキーを押してみます。

メニュー

System Infoのメニューに入りました。例えばここでは、搭載されているCPUやメモリー、BIOSのバージョンなど基本情報を知ることができます。この画面からメニュー画面に戻るときは、キーボードのEscキーを押します。

System Info

メインメニューに戻りました。BIOSから出るときは、Exitという項目です。保存は特にしないので、カーソルキーで Exit Without Savingにあわせ Enterキーを押します。

EXIT

保存する場合でも保存しない場合でも確認画面が出ることがあります。

Discard Changesは、よく出てくる言葉で、変更を放棄するという意味、つまり変更せずにBIOSから出るということになります。

そのまま OKにあわせEnterキーを押します。

確認画面

その後は通常通り Windowsが起動してきます。


関連情報