第7回 セオリーを守る

セオリーというのは、理論とか学説という意味ですが、ここでいうセオリーとは、ルールとか方法論という意味で捉えてもらうといいかと思います。

「郷に入れば郷に従え」という諺があります。

パソコンというのは機械の世界です。機械を扱う以上やはり守るべきルールがあります。また過去パソコンの自作などは何度も行われててきたことですので、いろいろな人の経験や体験が蓄積され「こういうふうにした方がいい」という方法論というのもあります。

セオリーを守るというのは、こうした機械を扱う上でのルールや経験や体験に基づいた方法論を重視するということです。

具体的には下記のようなものがあります。

マニュアルを見る

何か行き詰まったときや初めて目にするようなことがあった場合、これでいけるんじゃ?という考えでなんとなく進めることもあると思います。

もちろんそれで解決したりすることもあるのですが、やはり大事なことはマニュアル(説明書)をよく見るということです。

手順通りに進めるということが重要なときもあります。

マニュアルを見ていないがために、余計な部品を外したり操作をしていたりすることはあるものです。

また壁にぶつかって試行錯誤しているときでも、マニュアルにはっきりと方法が記載されているということもあります。

精密機器は慎重に扱う

パソコンの部品は機会のなかでも、精密機器にあたります。

回路やコンデンサー、メモリーチップなど細かい部品で成り立っています。

「慎重に扱う」という心掛けは大事です。

ハードディスクをガタッと衝撃を与えるように机においたり、メモリーのチップ部分を素手でベタベタ触ったり・・機械を扱う上では好ましいとはいえません。新品の部品であっても扱い方を誤れば壊れるという認識は必要です。


一般的な方法論

静電気防止手袋

静電気防止手袋は、原則として使用したほうがいいでしょう。

パソコン自作やグラフィックボード増設時は、パーツを的確に掴み 作業に集中することができます。

使用しなかった場合のデメリットのほうが多くなります。

ネジの固定

例えば 対角留めというのがあります。

CPUクーラーをマザーボードに固定するときによく解説されることです。

インテルプッシュピンタイプなどで4隅のうち、1箇所づつ時計回りや反時計回りで順番に留めていくと 2箇所留めた時点でCPUクーラーが傾いてしまって、もう2箇所が固定できないということがあります。

こうした事例が多いことから、多くの雑誌などでは、対角留めを推奨しています。これはパソコン以外でもネジの固定ではよく言われることです。

仮留め

これはマザーボードやハードディスクの固定の時などでよくいわれます。

1つの部品を複数のネジで固定する場合に、1本づつしっかり締めていくのではなくて、すべてのネジを若干ゆとりを持たせて締め、最後に1本づつ締めていくという方法です。

最初から1本づつきっちり締めていくと、他のネジがネジ穴と合わないということを経験されたこともあると思います。

電源のON・OFF

ほとんどの自作パソコンに主電源があります。電源ユニットの背面にON・OFFを切り替えることができるスイッチです。

パーツの抜き差しや増設では、電源ユニットの主電源はOFFにして行うのが一般的です。

待機電源というものがあるので、電源は入っていても主電源がONだとスタンバイ用の電気は流れていることになります。こうした状態でパーツの抜き差し・増設をするよりも、主電源を完全にOFFにするか電源ケーブルを電源ユニットから外して行うほうが安全です。

主電源がONのままだとパーツ交換中、フロントパネルの電源ボタンに何かに触れて電源が入ったりすることもあります。

メーカー製パソコンでメモリー増設などを行う場合に、バッテリーを抜いて作業するのと同じです。

パソコンパーツは繊細にできていて壊れやすいと考えていいのです。ですからルールや方法をしっかり守ることがパソコンの故障やトラブルを防ぐことにもつながってきます。


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