第3回 実践して知識を身に付ける

何事も実践してこそ知識を自分のものにしていくというのはあると思います。

知識を学び蓄積していくことも大事ですが、それが本当に自分のものになるのは実践して経験や体験を得たときです。

パソコンを自作するということは、すでに実践することを始めているわけですから、この時点でパソコンの知識は身に付き始めます。

多少失敗したとしても、そうした失敗を通じて経験や体験を得ることができるので、それは必ず後々生きてくるといえます。

詳しくなるというのは、知識だけではなく経験や体験があるということです。

つまり自分にベースがあるものがあって人に伝えられるかどうかということです。

実践して、自分が経験・体験することはおそらく人にも伝えられるものとなります。

見るだけ眺めるだけでも違ってくる

まずパーツを揃えたり、そのパーツを手にとったりするだけで、すでに知識・感覚が身についてきます。

自作パソコンにとりかかっている時点ですでにスタートしているので、ただパソコンを買って使うだけという場合とは格段の違いがでてきます。

これはBTOパソコンでもいえることですが、ケースのサイドパネルを開けて内部を眺めるだけでもグングン上達していきます。

「これが電源か、これがハードディスク・・」と見ているだけなのですが、基本的なパーツ構成が分かってきたり、そのパーツの形やどういうケーブルが繋がっているかなどが分かってくるからです。

なので実は実践する前の段階、見るだけ眺めるだけでも身に付いてくるものはあります。


感覚を得る

いろいろパソコンパーツというのはありますので、これを増設したらこうなるとか、早くなるとか雑誌などでもよく紹介されています。

実際のところは、やってみるのが一番はやいのです。

例えば、メモリーがあります。

メモリーを増設するとパソコンの動作が早くなるとよくいわれます。

実際に増設するとパソコンが早くなるので、「メモリーを増設したらこういう感じなのか」というのが分かります。パソコンの起動もそうですが、ソフトを立ち上げた時も増設前と増設後では、微妙に違うわけです。

感覚として身に付きます。

これによりメモリーの役割や効果なども、パソコンを使うことを通じて理解が深まるわけです。

次にCPUグリスを例にあげてみます。

CPU温度が高い、ファンの音がうるさいなどで、実際にCPUグリスを交換するとします。

交換後、CPU温度が下がったり、ファンの音が静かになったりすると、やはりこれもCPUグリスの理解を深めることになります。「CPUとヒートシンクの間に塗るあのグリスに、こういう効果があるんだ」というのが体感できます。

最近の例では SSDがあります。

SSDにするとパソコンが高速化するというのは、よくいわれていることです。

実際に交換してみると、ハードディスクの時に比べて格段にパソコンが高速化するのを目の当たりにすることもできます。

交換作業を経験することで、ハードディスクとSSDの見た目の違いや、駆動方法の違い、OSに与える影響の違いなどを体験することができます。

OSのパフォーマンスがいかにストレージに左右されているかを知ることもできるでしょう。

実践するということは、パソコンパーツを実際に手に取って作業することにもなりますので、パーツそのものへの理解が深まります。そして交換後に効果が出れば、そのパソコンパーツの役割や影響を感覚として得ることができます。

こうした感覚を得るというには、自分のものになってくることになります。

「これをしたら、こういうふうに良くなるよ」と人にも伝えられるということですね。

失敗や問題は知識の向上につながる

時には失敗することもあるかもしれません。

パーツの破損や相性の問題などです。

しかし最近のパソコンパーツというのは、以前に比べるとかなり堅固です。そう簡単に壊れることはありません。

保証期間も長くなっていて、メモリーなら永久保証であったり、電源やストレージ(HDD・SSD)なども3年間などの長期保証も付いています。相性の問題もほとんどないというのが現状です。

それほど恐れる必要はないのです。

時には失敗もそれが後々生きてくることもあります。1度失敗すれば、2回目以降は同じ過ちを繰り返すことが少ないためです。

またなぜか動作しない、うまくいかないということもあるかもしれません。

しかしこうした壁に直面してこそ、検索して調べたり、いろいろな試行錯誤を行うこともあります。こうした壁や問題に直面して解決していく過程のなかでパソコンの知識をさらに得ていくというのはあります。

トラブルはむしろパソコンの知識を得ていくいいきっかけともなります。

なので実践していく中でうまくいかないことがあっても、長い目でみると自分にパソコンの知識が身に付いていくことにもなります。


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