Ivy Bridgeとは

Ivy Bridge アイビーブリッジは、2012年4月に発売された第三世代 Core iシリーズです。

Sandy Bridgeの次に登場した IntelのCPUで、Sandy Bridgeと同じ LGA1155ソケットになります。

サンディーブリッジからの違いは、製造プロセスが32nm→22nm、内蔵グラフィックの強化、PCIe 3.0対応(Core i7・i5)、DDR3メモリー1600への対応など。また性能が上がっているにも関わらず TDPは下がっているため低消費電力化が進んでいるといえます。

ソケットはともに LGA1155なので互換性はあります。

サンディーブリッジの対応チップセットは、Z68P67H67H61でしたが、これら6シリーズとアイビーブリッジと同時期に出たチップセット Z77Z75H77B75の7シリーズのチップセット搭載のマザーボードで使用できます。

ただし一部の機能はマザーボードの構成で制限されます。例えばアイビーブリッジのCPUがPCIe 3.0に対応していても マザーボード側が PCIe 3.0未対応なら 下位互換で機能が低い方に抑えられます。


型番

Ivy Bridgeも Core i7、Core i5、Core i3があります。また廉価版として Pemtium、Cerelonがあります。

型番末尾のKはオーバークロック向け、SとTが省電力モデル。

左からコア数スレッド数、HT(ハイパースレッディング・テクノロジー)、動作周波数、()はターボブースト時最大動作周波数、キャッシュなど

Core i7

4コア8スレッド HT・TB対応。内蔵グラフィックはHD4000。

  • i7-3770K・・・3.5GHz(3.9Ghz)8MB 77W
  • i7-3770・・・3.4GHz(3.9Ghz) 8MB 77W
  • i7-3770S ・・・3.1GHz(3.9Ghz) 8MB 65W
  • i7-3770T・・・2.5GHz(3.7Ghz) 8MB 45W

Core i5

4コア4スレッド HT未対応・TB対応。内蔵グラフィックは HD2500。

  • i5-3570K・・・3.4GHz(3.8Ghz) 6MB 77W HD4000
  • i5-3570・・・3.4Ghz(3.8Ghz)6MB 77W
  • i5-3570S・・・3.1Ghz(3.8Ghz)6MB 65W
  • i5-3570T・・・2.3Ghz(3.3Ghz)6MB 45W
  • i5-3550・・・3.3GHz(3.7Ghz) 6MB 77W
  • i5-3550S・・・3.0Ghz(3.7Ghz)6MB 65W
  • i5-3475S・・・2.9Ghz(3.6Ghz)6MB 65W HD4000
  • i5-3470・・・3.2Ghz(3.6Ghz)6MB 77W
  • i5-3470S・・・2.9Ghz(3.6Ghz)6MB 65W
  • i5-3470T・・・2.9Ghz(3.6Ghz)3MB 35W(2コア4スレッド)
  • i5-3450 ・・・3.1GHz(3.5Ghz)6MB 77W
  • i5-3450S・・・2.8GHz(3.5Ghz) 6MB 65W
  • i5-3350P ・・・3.1GHz(3.3Ghz)6MB 69W GPU非搭載
  • i5-3340S・・・2.8Ghz(3.3Ghz)6MB 65W
  • i5-3340・・・3.1Ghz(3.3Ghz)6MB 77W
  • i5-3330・・・3.0Ghz(3.2Ghz)6MB 77W
  • i5-3330S・・・2.7Ghz(3.2Ghz)6MB 65W

消費電力や発熱量を示す値をTDPは、Core i7,i5ともに末尾Kと無印が77W、末尾Sが65W、末尾Tが35W~45W。

Core i3

2コア4スレッド HT対応・TB未対応。内蔵グラフィックは HD2500。

  • i3-3250・・・3.5GHz 3MB 55W
  • i3-3250T・・・3.5GHz 3MB 35W
  • i3-3245・・・3.4GHz 3MB 55W HD4000
  • i3-3240・・・3.4GHz 3MB 55W
  • i3-3240T・・・2.9Ghz 3MB 35W
  • i3-3225・・・3.3GhZ 3MB 55W HD4000
  • i3-3220・・・3.3Ghz 3MB 55W
  • i5-3210・・・3.2GHz 3MB 55W
  • i5-3220T・・・2.8Ghz 3MB 35W

消費電力や発熱量を示す値をTDPは、無印が55W、末尾Tが35W。i7、i5より全体的に低くなります。

Pentium

2コア2スレッド HT・TB未対応。内蔵グラフィックは Intel HD Graphics。

  • G2140 ・・・3.3GHz 3MB 55W
  • G2130 ・・・3.2GHz 3MB 55W
  • G2120 ・・・3.1GHz 3MB 55W
  • G2100T ・・・2.6GHz 3MB 35W
  • G2020T ・・・2.5Ghz 3MB 35W
  • G2030 ・・・3.0GHz 3MB 55W
  • G2030T ・・・2.6GHz 3MB 35W
  • G2020 ・・・2.9GHz 3MB 55W
  • G2010 ・・・2.8GHz 3MB 55W

Celeron

2コア2スレッド HT・TB未対応。内蔵グラフィックは Intel HD Graphics。

  • G1630 ・・・2.8GHz 2MB 55W
  • G1620 ・・・2.7GHz 2MB 55W
  • G1620T ・・・2.4GHz 2MB 35W
  • G1610 ・・・2.6GHz 2MB 55W
  • G1610T ・・・2.3GHz 2MB 35W

消費電力や発熱量を示す値をTDPは、Pentium、Celeronともに無印が55W、末尾Tが35W。i3と同じです。

TDP

消費電力や発熱量を示す値をTDPといいますが、初代 Core iシリーズやSandyBridgeからさらにTDPが低くなり 省電力化が進んでいることが分かります。

例えば SandyBridgeのCore i7・i5の無印の型番では、TDP 95Wでしたが、IvyBridgeでは 77W

Core i3・Pentiumの無印の型番では、TDP 65Wでしたが、IvyBridgeでは 55Wという感じです。

CPUソケット

IvyBridgeで使われるCPUソケットは、LGA1155です。対応しているマザーボードは非常に多いといえます。

LGA1155Intel LGA1155。

IvyBridgeひとつ前の世代のSandy BridgeのCPU・マザーボードでもLGA1155が使われているため、互換性があり使えるようになっています。

チップセット

チップセットは、Z77Z75H77B75など Intel 7シリーズのチップセットです。

これらのチップセットを搭載したマザーボードに対応します。

またひとつ前の世代のSandyBridgeのCPUとともに出たのが Z68P67H67H61など Intel 6シリーズのチップセットです。

CPUソケットも同じなので 互換性があり Intel 6 シリーズのチップセットを搭載したマザーボードに IvyBridgeのCPUを取り付けることもできます。

ただし新しいCPUを古いマザーボードに付けるので、マザーボード側が取り付けるCPUに対応しているかどうか、BIOSの更新が必要かどうかなどは事前に調べておく必要があります。

Ivy-Bridgeは、Intel 7シリーズのチップセットで使用したほうがパフォーマンスはよいと考えていいでしょう。

ASUSのマザーボードでは P8から始まるものがほぼ LGA1155です。

IvyBridge-E

Sandy Bridgeと同じく Ivy Bridgeにもハイエンド向けのCPU IvyBridge-Eがあります。

Intel X79のチップセット搭載マザーボードで使うことができます。CPUソケットはLGA2011

Core i7

6コアと4コア ハイパースレッディング対応。

  • i7-4960X・・・3.6GHz(4.0Ghz)6コア 15MB
  • i7-4930K・・・3.4GHz(4.0Ghz) 6コア 12MB
  • i7-4820K・・・3.7GHz (3.9Ghz) 6コア 10MB

6コアで、TDPはいずれも130Wとなります。内蔵グラフィックは搭載していません。

チップセットは X79です。Sandy-Bridge-Eと同じです。

ビデオカード4枚さしやメモリ4枚1組のクアッドチャンネルがサポートされています。


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