第5回 ドライバを理解する

ドライバは、パソコンを使う上で重要な役割があります。

ドライバなしに、Windowsを満足に使用することはできません。

メーカー製パソコンでは、初期状態でOSとドライバがすでにインストールされているので、ドライバというものが何であるのか把握しにくいところがあります。

自作パソコンではOSインストール後に、ドライバインストールの作業を必ず行うことになります。

OSをインストールしなかったら電源は入るもののただの部品の集合でしかありません。

ドライバの役割

ドライバは、OSとハードウェアの橋渡し・潤滑油ともいわれます。

例えば自作パソコンで、組み立てたハードウェアにOSをインストールしても、そのまますぐに使用出来るというわけではありません。

デバイスマネージャでは、認識されていないデバイスや不明なデバイスというものが出てきます。

もちろん幾つかのデバイス・主要なデバイスは、OSで認識されています。これはもともとOSに標準でドライバーが入っているためです。

ハードウェアにOSをインストールした直後。いくつかのデバイスはOSが認識できていないので、動作させることができない状態です。

OSインストール直後

OSにハードウェアを認識させるファイルがドライバです。OSとハードウェアの間に入るものと考えていいでしょう。橋渡し・潤滑油のような役目があります。

ドライバインストール後

パソコンというのは、ハードウェアにOS(Windows)がインストールされているだけではなく、必ずドライバが必要だということを理解しておきます。

ドライバはどこにあるのか?

ドライバは、ハードウェアのメーカーが提供しています。

自作パソコンでは、マザーボード、ビデオカードの製造元です。これらのメーカーではパソコンパーツに付属品としてドライバディスクを付けていることがほとんどです。メーカーのホームページでも自由にダウンロードして使用することができます。

マザーボードそのものも部品の集合です。LANチップ、サウンドチップ、チップセットなどが搭載されています。これらが、主にOSインストール直後は、認識されないデバイス、不明なデバイスとして表示されます。

メーカー製パソコンではどうでしょうか?

メーカー製パソコンでは、出荷時にパソコンはすでに完成されている状態です。これはOSインストールとドライバインストールがすでに行われていることになります。

リカバリーCDやリカバリー領域というのもあります。パソコンを初期化して出荷時に戻せるものです。

リカバリーを実行しても、パソコンはOSインストールとドライバインストールは一括して行われるので、自作パソコンのようにOSとドライバを別々にインストールするということはありません。

ただし一部のメーカー製パソコン DELLやHPなどでは、自作パソコンと同じようにOSとドライバを別々にインストールする機種もあります。

メーカー製パソコンでは、リカバリーディスク内にOSと一緒にドライバが入っているということになります。

メーカーのホームページでは、メーカーによって違いがあり、すべてのドライバを公開してダウンロードできるようにしているところもあれば、一部のドライバだけ公開しているという場合もあります。

ドライバはパソコンだけではありません。

プリンタや無線子機なども、増設するときはCDなどでドライバーをインストールしています。これらも機器をOSで認識させるための作業です。

プリンタや無線子機などもそれぞれのメーカーで型番を入力するなどして、アップデートがないか確認することができます。


ドライバにはアップデートがある

ドライバは、ファイル・ソフトウェアです。

なのでアップデート(更新ファイル)があることが多いといえます。

Windows Updateは、理解できている方は多いでしょう。

XPならSP1、SP2、SP3、Vistaや7でもSP1などと追加ファイル・更新ファイルがあります。パソコンを使用していると更新が行われるので分かりやすいのです。

OSと同じようにドライバも不具合修正・機能の追加などがあとで行われ、メーカーのホームページで公開されることがあります。

リリース時には分からなかったバグや欠陥があったりすることもあります。

またOSが更新されていくので、OSと密接に関わりがあるドライバもOSに対応していくために更新が必要な場合もあります。

OSが更新されていくので、ドライバも更新されていくという自然な流れでもあるのです。

トラブル解決につながることもある

パソコンは、OS、ドライバ、アプリケーション、ハードウェアの組み合わせで成り立っています。

パソコントラブルが起きると、このいずれかが原因になっています。

トラブルの原因

トラブルの原因がハードウェアなのか、OSなのか、ドライバなのか アプリケーションなのかを探っていくことになります。

OSやハードウェアのトラブルは、よくいわれますが、ドライバがトラブルの原因になっていることも多くあります。

例えばドライバーが間違って削除されていたり、古いドライバーをそのまま使っていて更新されたOS(SP1、SP2など)に対応できていないなど。

この結果、パソコンが何か調子が悪い、ブルースクリーンになる、これができないあれができないということが起きます。

ドライバーのインストール状況は、デバイスマネージャで確認することができます。

ここに認識されていないデバイス、不明なデバイス、!マークや?マークが付いていない確認します。

そしてパソコンや増設パーツ、周辺機器などのメーカーサイトで確認することです。

ここに新しいバージョンのドライバ(アップデート)があれば、それをダウンロードしてインストールすることで、トラブルが解決するということもあります。


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