初代 Core iシリーズ

Core iシリーズというのは、Core i3、Core i5、Copre i7などがあります。

ただ出た時期によって CPUソケットや性能が違っていたりするのでなかなか覚えにくいというのがあります。

Core iシリーズには、第一世代、第二世代、第三世代のように世代ごとに分類すると非常に分かりやすくなります。

第一世代は、Nehalem 世代(ネハレム)ともいいます。Core 2 DuoやCore 2 Quadの次に出た初代 Core iシリーズのCPUです。2008年から順次発売されました。

第二世代がサンディーブリッジ(2011年)、第三世代がアイビーブリッジ(2012年)です。

第一世代 Neharemは、プロセスルールが45nm→32nmL3キャッシュ実装、インテルターボブーストテクノロジー、CPUにグラフィック機能を内蔵など 従来のCPUからさらに進化しています。

CPUソケット LGA1156が主流で、上位型番にLGA1136、メモリーは DDR3・Core iの次に続くモデルナンバーが3桁なのが第一世代の特徴です。

Core iシリーズの黎明期ということもあり、ソケットやHT、チップセットなど間違いやすい点が非常に多いです。

例えば Core i5は基本的に4コアですが、この第一世代は ほとんど2コアであったり、第二世代以降は 基本的にCPUにグラフィック機能が内蔵されているが、第一世代では CPUにグラフィック機能を内蔵していないCPUが多いなどです。


型番

Core i7、Core i5、Core i3、Pentiumの4種類があるのですが、

性能は、Core i7>Core i5>Core i3>Pentiumです。PentiumはCore iシリーズの廉価版になります。

これは次の世代のCore iシリーズでも同様です。

単純にこれだけで、ある程度 性能が分かります

Core iシリーズから新たに導入されたのが ターボブーストテクノロジー(TB)です。

状況に応じて クロック周波数を一時的に引き上げて 処理を高速に行います。Core i7、i5で導入されています。

またハイパー・スレッディング・テクノロジー(HT)は 1つのコアを2つのスレッドに分けて 処理を高速に行います。Core i7、i5、i3で実装されています。

次の第二世代からは 基本的に HTはCore i7、i3のみです。

Core i7

4コア8スレッド、TB・HT対応。()はTB時のクロック周波数。単位MBは L3キャッシュ。

  • i7-990X・・・3.46GHz(3.6GHz)12MB、6コア12スレッド、LGA1366
  • i7-980X・・・3.33GHz(3.46GHz) 12MB、6コア12スレッド
  • i7-975X・・・3.33GHz(3.6GHz)8MB
  • i7-965X・・・3.2GHz(3.46GHz) 8MB
  • i7-960 ・・・3.2GHz(3.46GHz) 8MB
  • i7-950・・・3.06GHz(3.33GHz)8MB
  • i7-940・・・2.93GHz(3.20GHz) 8MB
  • i7-920 ・・・2.66GHz(2.93GHz) 8MB

  • i7-880・・・3.06GHz(3.73GHz) 8MB、LGA1156
  • i7-875K ・・・2.93GHz(3.6GHz) 8MB
  • i7-870・・・2.93GHz(3.60GHz) 8MB
  • i7-870S・・・2.66GHz(3.6GHz) 8MB
  • i7-860 ・・・2.80GHz(3.46GHz) 8MB
  • i7-860S ・・・2.53GHz(3.46GHz) 8MB

Core i7 990Xと980Xは 6コア12スレッドの特別仕様です。

型番の末尾Xは、Extreme Editionで Core i7の中でも性能が高くなっています。

他のCore i7 975X・965X、960~920、800番台は、4コア8スレッド。

CPUソケットは、900番台がLGA1366、800番台はLGA1156。内蔵グラフィック機能は搭載されていません。

Core i5

TB対応・HT未対応。

  • i5-760・・・2.8GHz(3.33Ghz)8MB、4コア
  • i5-750・・・2.66GHz(3.2Ghz)8MB、4コア
  • i5-750S・・・2.4GHz(3.2Ghz)8MB、4コア
  • i5-680・・・3.6GHz(3.86Ghz)4MB、2コア4スレッド
  • i5-670・・・3.46GHz(3.73Ghz)4MB、2コア4スレッド
  • i5-661 ・・・3.33GHz(3.6Ghz)4MB、2コア4スレッド
  • i5-660・・・3.33GHz(3.6Ghz)4MB、2コア4スレッド
  • i5-655K・・・3.2GHz(3.46Ghz)4MB、2コア4スレッド
  • i5-650・・・3.2GHz(3.46Ghz)4MB、2コア4スレッド

Core i5 700番台は4コア HTなし、600番台は、2コアでHT対応なので4スレッド。i5はすべて4スレッドということになります。

Core i5-700番台は 内蔵グラフィック機能が搭載されていません。Core i5 600番台はCPUに内蔵グラフィック Intel HD Graphicsが搭載されています。C

CPUソケットは、LGA1156。

Core i3

2コア4スレッド、TB未対応。

  • i3-560 ・・・3.33GHz 4MB
  • i3-550 ・・・3.2GHz 4MB
  • i3-540 ・・・3.06GHz 4MB
  • i3-530 ・・・2.93GHz 4MB

内蔵グラフィック機能 Intel HD Graphicsを搭載。CPUソケットは、LGA1156。

Pentium

2コア、TB・HT未対応。

  • G6960 ・・・2.93GHz 3MB
  • G6951 ・・・2.8GHz 3MB
  • G6950 ・・・2.8GHz 3MB

内蔵グラフィック機能を搭載。CPUソケットは、LGA1156。

CPUソケット

メインのCPUで使われるCPUソケットは、LGA1156ですが、LGA775やLGA1155などに比べると対応しているマザーボードは、かなり少ないといえます

LGA1156の後に、第二世代 Core iシリーズが登場し CPUソケットがLGA1155に移行したためです。

LGA1156Intel LGA1156。第一世代 Core i3、Core i5、Core i7などで使用されるCPUソケット。ピン数 1156ピン。


LGA1136Intel LGA1366。Core i7 900番台で使用されるソケット。ピン数 1366ピン。LGA775やLGA1156よりサイズが少し大きいので見た目ですぐに分かります。


パッケージ900番台はパッケージも大きめです。右は800番台。


900番台と800番台LGA1366 900番台(左)とLGA1156 800番台(右)。CPUとCPUクーラーが大きめなのが分かります。

内蔵グラフィック

グラフィック機能を内蔵の有無は以下のとおりです。

  • GPU無し・・900番台、800番台、700番台
  • GPU有り・・600番台、Core i3、Pentium

この世代から グラフィック機能がチップセットからはなくなりましたので、900番台、800番台、700番台ではどのようなマザーボードと組み合わせても グラフィックボードは必須となります。

TDP

消費電力や発熱量を示す値をTDPといいますが、Core i7 900番台のTDPはいずれも130Wです。末尾型番 Sは省電力版 82w

Core i7 800番台とi5 700番台が95W、Core i5 600番台、500番台、i3、Pentium Gは、73W、Core i5 661は 87Wとなります。

LGA775世代のCore 2 Duo、Core 2 Quadの時に比べると性能はさらに上がっていますが、TDPはそれほど上がっていないことが分かります。

チップセット

初代Core iシリーズの対応するマザーボードは限られているといえます。

チップセットは、Core i7 LGA1366むけがIntel X58、LGA1156むけがP55H55H57、Q57などです。

LGA1366のX58は ハイエンドなチップセットとして知られていて、メモリーの3枚1組のトリプルチャネルなどが可能です。

まず注意点としまして Core i 900番台は ソケットがLGA1136です。そして 900番台、800番台、700番台は 内蔵グラフィック機能がありません。

グラフィックボードを組み合わせる必要があります。

例えば P55のマザーボードには 1つも映像出力端子が付いていないことがわかります。

700番台・800番台の使用を考えてのことです。

仮に内蔵グラフィック機能のある 500番台・600番台であったとしても 出力端子がないため グラフィックボードがないとディスプレイとの接続はできません。

またH55・H57のマザーボードで 映像出力端子が付いていても、仮に700番台・800番台を付けても 内蔵グラフィックがないため 映像出力は行われません。

この時期は チップセットが2チップ構成から1チップ構成に変わっていく時期なので 少しわかりにくいところがあるのですが、

  • 900番台・・・内蔵グラフィック無し、LGA1366
  • 700番台・800番台・・・内蔵グラフィック無し グラフィックボード要
  • 500番台・600番台・Pentium・・・内蔵グラフィック有り・P55やH57でグラフィックボード要

CPUの内蔵グラフィックの有無やマザーボードの出力端子の有無などの確認はしておいたほうがいいでしょう。

入手方法

これからCPU交換などを行う場合は、じゃんぱらやドスパラなど中古パソコンショップなどでCPU探すことができます。

ASUSのマザーボードでは P7から始まるものが LGA1156、P6から始まるものが LGA1366。

マザーボードで対応状況を調べて、性能の高いCPUに交換するという方法もあります。

Core iシリーズの900番代のLGA1366、主流のLGA1156ともにマザーボードの流通は少なめです。

特にLGA1366の方は なかなか中古でも探すのが難しくなってきています。


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