クラウドにバックアップする

バックアップは、USBメモリやハードディスクなどに行うのが一般的な方法ですが、オンラインストレージを使用するという方法もあります。

オンラインストレージとは、最近になってよく聞かれるようになったサービスで、インターネット上でデータが保管できるディスクスペースのことです。

オンラインストレージ

このようなサービスをクラウドサービスともいいます。

いろいろな会社が提供していて、無料のものから有料のものまで様々ですが、データの容量や使用用途によってサービスを選択することができます。

自分でハードディスクなどの媒体を用意しなくても、インターネット環境があればバックアップをとることができます。

オンラインストレージは、インターネット上のサービスとなるため、ログインして使用します。それぞれのサービスでアカウント(IDやメールアドレスなど)の登録が必要となります。

オンラインストレージ

Yahoo!ボックス Yahoo!ボックス
Yahoo!Japanの提供。5GBまでは誰でも無料、プレミアム会員なら50GBまで無料。1ファイルの大きさは300MBまで。利用にはYahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要となります。


icloud iCloud
Apple提供のクラウドサービス。5GBまで無料。有料プラン有り。


Dropbox Dropbox
2GBまで無料。有料プラン有り。特に同期機能が優れていることで人気があります。専用ソフトをインストールすることで複数台のパソコンで自動的に同期が可能。通常のバックアップストレージとしても使用できます。→Dropboxの使い方


他に MicrosoftのOneDrive、GoogleのGoogle ドライブなどがあります。


特徴

1.インターネット環境が必要

バックアップはインターネットを経由して行うため、インターネットの環境が必要となり、ダウンロードやアップロードなどの転送速度に多少左右されます。

転送速度が速い回線なら コピー速度も速いということになります。

2.容量は少なめ

プランにもよりますが、外付けHDDなどに比べると容量は少なめといえます。

無料プランではあまり大容量は期待できないでしょう。写真・音楽・文書など一般的なデータのバックアップに向いています。

3.手軽さ

USBメモリやハードディスクが手元になくても、すぐにバックアップを行えるという手軽さがあります。

出先などでUSBメモリやハードディスクがない環境でも緊急時のバックアップとして役立ちます。

4.同期機能

同期機能のあるオンラインストレージを利用すれば、パソコンとオンラインストレージのデータを同期させることができます。

通常のバックアップにはないものが この同期機能です。

例えば Excelで家計簿を作成しているとします。

毎日入力している場合、ファイルには変更が加えられることになります。

通常のバックアップでは、更新の度にバックアップを外部の媒体に取るとなると手間がかかります。

オンラインストレージの同期機能を使えば、パソコン上で更新を行ったファイルは、オンラインストレージでも自動的にファイルが更新されます。

4.安全性

USBメモリのように紛失の可能性はないといえます。

また外付けハードディスクのように衝撃等によるダメージもほとんど心配する必要はありません。

原理原則は同じ

オンラインストージとはいっても、原理原則は通常の USBメモリや外付けハードディスクと同じです。

オンラインストージのサーバー(ハードディスク)に データをコピーして保存しておくことになります。

単に USBメモリやハードディスクのように手元に媒体がなく クラウド上(遠くはなれたところ)にあるということです。

セキュリティはどうか?

USBメモリや外付けHDDと違って手元にあるストレージではないので、インターネット環境に依存する形になります。

セキュリティ面は、よほどのことがない限りどのサービスも万全とは思いますが、万が一のことを考えると、機密性が高いデータなどはオンラインストレージではあまり向いていないかもしれません。

なぜならUSBメモリや外付けHDDのように 手元にあるというわけではないのと、万が一 IDやパスワードが知られたらログインされてデータの閲覧ができるようになるためです。

ただし AppleやDropboxは 2段階認証が使えますので セキュリティは向上しています。

無料プランではハードディスクに比べると大容量ではないので写真・音楽・文書など一般的なデータのバックアップに向いています。

またパソコン初心者の方でも、パソコンのバックアップを手軽に始められるといえるでしょう。